シルバーのスペアシューレースが付属する上の2モデルは「プレミアム オーセンティック」。アーカイブデザインを踏襲したサイドウォールとフォクシングテープ(外周のゴム)は通常モデルより厚みがあり、全体的にユーズド加工が施されている。右上から時計回りに●8250円、8250円、7150円、7150円、1万2650円、1万2650円/すべてヴァンズ(ヴァンズ ジャパン 0120-994-250)
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すべての写真を見る ヴァンズのアイコンスニーカー「オーセンティック」と、ポーターを代表するナイロンバッグシリーズ「タンカー」。それぞれにアニバーサリーコレクションが発表された。
「オーセンティック」は60周年。アーカイブから発掘したボタニカルプリントや、スエード×キャンバス地のバイカラーモデルを揃える。ヴァンズ発祥の地であるカリフォルニアの空気を纏った、奇をてらわぬデザインに好感が持てる。
2025年に創業90周年を迎えた吉田カバン。昨年より限定アイテムが多数リリースされてきたが、今回の「タンカー コヨーテ」第2弾が、そのフィナーレを飾るアイテムとなる。全5型をラインナップし、すべてのバッグにシリアルナンバーのタグが付く。右上から時計回りに●H25×W36×D13㎝ 9万9000円、H40×W29×D9㎝ 11万円、H42×W32×D16㎝ 14万3000円、H28×W22×D13.5㎝ 7万4800円、H19×W19×D13.5㎝ 6万6000円/すべてポーター(ポーター 表参道 03-5464-1766)
一方の「タンカー」は、吉田カバンの創業90周年を記念したもの(シリーズ初出は1983年)。意匠は従来のままに、100%植物由来のナイロンへと素材を変更。カラーはその光沢を引き立てるコヨーテ(金茶色)を採用した。素材と色で革新に挑みつつ、誰が見てもタンカーだとわかる佇まいを保持している。
いずれも我々にとって人生の指定服のようなもの。変わらぬデザインの安定感と、いつでも買える安心感。今回も従来のコードを決して逸脱していない。ならばことさらに騒ぎ立てるのは無粋というもの。時代に愛され続けるふたつの傑作を、静かに讃えたい。
OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!