キュプラサテンのシャツがほのかな光沢で軸をつくり、ボイル素材のブラウスが軽やかな透けで抜けを添える。「質感の差を重ねることで、動きに合わせて表情が柔らかく変化するんです」と榮倉さんもお気に入り。いずれのアイテムもハンドウォッシャブルで扱いやすく、日常に寄り添いながら、さりげない余韻を残す。シャツ4万4000円、ブラウス4万9000円、ニットTシャツ3万5000円、ニットパンツ5万8000円/すべてニューナウ(LAND NK support@newnow.jp)
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すべての写真を見る 服への関心は早い時期に芽生えていた。ストリートスナップが雑誌を席巻していた時代、誌面を眺めながら、そのスタイルに強く惹かれていたという。
「パリやニューヨークのコレクション期に、ストリートスナップを見ながら、いつかこんな服を着たいと思っていました。上杉さんとの出会いは表参道のとあるブティックでお会いしたのが始まりです」。
その出会いが現在、一緒にブランドを手掛けるスタイリスト・上杉美雪との関係へとつながっていく。
「芸能の仕事を中心に歩んできたからこそ、さらに視野を広げて新たな挑戦に向き合いたいと思いました。上杉さんの世界観を服で表現できるならと考えたんです。クリエイティブは上杉さんが担い、私はブランドの方向性から受注会まですべてに関わっています」。
パーカ7万4000円、Tシャツ 1万4000円、ショーツ3万9000円、ハット1万9700円、ソックス2970円/すべてニューナウ(LAND NK support@newnow.jp)、靴15万2900円/トッズ(トッズ・ジャパン 0120-102-578)
2023年にスタートしたnewnow(ニューナウ)のコンセプトは、「変わり続ける今を生きる服」。つまりは、現代の価値観を映し出す服ともいえる。
「昔は、きらびやかさとか稀少性とか、わかりやすい基準が重要視されていたと思うんです。でも、今は誰かと共有したり共感できることのほうが豊かだと感じています。同じ服を着たり、貸し借りしたり、そういうやり取りが自然に生まれるといいなと思っています」。
そして、“日常で着られることが前提”という考えも根底にある。
「上杉さんが大切にしているヨガの考え方がベースにあって、執着しないとか変化を恐れないという感覚なんです。きれいな服でも洗えるようにしたり、ワークパンツにいい素材を使ったり。このブランドで表現する意味を常に考えています」。
ユニセックスという設計も、共有という価値観から導かれているのだろう。
「マニッシュなスタイルをユニセックスで成立させたいんです。夫のヴィンテージパンツが着想源のアイテムもあって、夫婦で一着を共有してくださるお客さまも多いです」。
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