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すべての写真を見る長男の洋介、次男の俊介、三男のRUEED。俳優やアーティストとしてそれぞれ独自の活躍を見せ、2024年10月より同じ事務所「アスマキナ」に所属。
SNSなどでは仲の良い姿を披露し、たびたび話題を呼んでいる。そんな3人の関係性は、海外アーティストが言う“ファミリー”のようだった。
家族や血縁を超越した“ファミリー”愛
——今回ご兄弟3人でのご登場ですが、どんなお気持ちですか?窪塚洋介(以下、洋介) RUEEDとの共演は以前、カルチャー誌や音専誌などでありましたが、俊介と出させてもらうことはなかったのでよかったです。昨年、芸能生活30周年を迎えたのですが、まだまだ未体験なことってあるんですね。
窪塚俊介(以下、俊介) ふたりとも普段から会っているので変な緊張とかはなく、いつもどおりという感じですね。
RUEED 3人で撮影できたことが単純にうれしかったです。それぞれ一緒になることはありますが、この3人が一緒で、しかもかっちりとしたスタイリングで撮ることは今までなかったので。
窪塚洋介●1979年、神奈川県生まれ。95年に俳優デビューし、映画『GO』で日本アカデミー賞新人賞と史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。以降、映画やドラマ、舞台などで活躍するほか、音楽活動、モデル、執筆、陶芸や墨画といった創作など、多彩なフィールドで才能を発揮する。ジャケット10万7800円、パンツ5万2800円/ともにキャプテン サンシャイン 03-6712-6830、シャツ2万9700円/ワコマリア(パラダイストウキョウ 03-5708-5277)、ハット3万6300円/ステットソン(ステットソン ジャパン 03-5839-2098)
——子供の頃はどんな関係性でした?洋介 俊介とは2歳違いなのですが、彼が中学生になるまでは毎日のように喧嘩をしていました。
俊介 そのたびに親に外へ放り出されて。
RUEED それを小さな俺が見ているっていう(笑)。
洋介 原因は本当に些細なことです。テレビのチャンネルやファミコンの争奪戦とか。RUEEDは9歳離れているので、自分にとっては弟と子供の間みたいな存在ですね。俺がおしめを替えていたぐらいですから。
——RUEEDさんと俊介さんにとって、洋介さんはどんな存在でしたか?RUEED 僕のマインドセットを定着させた人ですね。中学生の頃にいろいろ話して、当時は全然わかっていませんでしたが、兄の著書である『人生を〝縁”で導く生存術』に書いてあるようなことを言われていたので、かなり影響を受けていると思います。
俊介 高校生になって兄貴の活躍を目の当たりにして、リスペクトの念が少しずつ芽生えました。実際、僕が俳優を志したのも兄貴の影響があります。勉強と恋愛以外はだいぶ影響を受けています。
洋介 勉強と恋愛以外って(笑)。
俊介 でも俺は兄貴の弟で本当にラッキーだなって思います。最初の頃は何をやっても兄貴の名前が出てきたりして嫌でしたが、ポジティブなことのほうが圧倒的に多いですから。
RUEED 自分も同じですね。
窪塚俊介●1981年生まれ。慶應義塾大学理工学部在学中にロサンゼルスのリー・ストラスバーグ演劇学校に留学。その後、2005年『火々(ひび)』にてスクリーンデビュー。映画やドラマ、舞台で着実にキャリアを重ね、近年はナレーションや海外作品の吹き替えなど、声の仕事にも活躍の場を広げている。ジャケット8万2500円、パンツ4万8400円/ともにイレーヴ 03-5785-6447
——洋介さんは、実弟が同業者になることについてどんなお気持ちでしたか?洋介 「本当にやれんのか?」って感じでした。ただ俊介もアメリカへ芝居の勉強に行っていろいろな経験を積んでいたので、最初は静観していました。舞台『鉄コン筋クリート』を観に行って、自分にはこの芝居はできないと思ったときに、自分の中で俊介の役者としての価値がバーンッと上がったんですよね。
——RUEEDさんも現在の活動があるのは、洋介さんの影響が大きいですか?RUEED そうですね。兄が東京で暮らすことになったときに、置いていったミックステープを聴いて、自分も同じことがしたくなったからなので。
洋介 ターンテーブルを買ってやったりしたよね。まだあるの?
RUEED もちろんあるよ。昔もらったレコードもまだかかるし。
俊介 兄貴は面倒見がいいというか、優しいんです。
RUEED●1988年生まれ。15歳から音楽活動を始め、18歳のときに日本最大のレゲエフェス「Road to 横浜レゲエ祭」に出場し最年少で優勝。2023年から地元横須賀で音楽フェス「YOKOSUKA REGGAE BASH」を毎年開催し、26年も9月に開催予定。レゲエDeeJayのほか、俳優としても活動。ジャケット10万4500円、パンツ5万7200円/ともにワコマリア(パラダイストウキョウ 03-5708-5277)、シャツ3万9600円/コロニークロージング(ビームスF 03-3470-3946)
——兄弟3人が所属する事務所も珍しいですし、兄弟愛を感じます。洋介 ちょっと前だったら照れてやらなかったと思うんです。でも今なら、こういう形があってもいいんじゃないかと考えが変わってきました。
ただそれを言うなら、今日ヘア&メイクを担当している修司は高校時代からの幼馴染みで、弟たちともずっと仲良し。あと事務所のマネージャーのコウジは、20年以上も卍LINE(マンジライン=洋介さんがレゲエDeeJayとして活動する際の別名義)のセレクター兼マネージャーであり、ずっと一緒にやってきた。
だから今のこの状態は、海外アーティストが言うところの“ファミリー”なんですよ。血縁とかそういうものを軽々と超越して、膨大な時間を共有することで生まれた絆でつながっていると思うんです。
俊介 作ろうと思って作れるものではないですよね。
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