古着文化に学ぶ「粋なサステナブル」
今の時代、サステナブルという言葉が溢れている。新しい素材を開発して環境に配慮した工場で作ることも大切だ。でも、究極のサステナビリティとは、「既にある素晴らしいものを、愛着を持って使い続けること」ではないだろうか。
古着を選ぶという行為は、節約やトレンドを追う行為ではない。大量生産・大量消費のサイクルから一歩外に出て、長い間眠っていた「本物」を選び取るという、極めて知的でクリエイティブな行為なのだ。
新しいものを作り続けるのではなく、過去の遺産から今の自分にフィットする欠片を拾い集める。イタリア人の僕は、日本の古着文化からこの「粋なサステナブル」を日々学んでいる。

次に読者の皆さんが古着屋さんの扉を開けるときは、ぜひ感じてみてほしい。そこにあるのは、「古い服」ではない。かつて誰かの人生を彩り、海を越え、時代を超えて今この瞬間にあなたを待っていた、魂のアーカイブなのだ。
その一着を身に纏った瞬間、あなたの新しい物語が前の持ち主の記憶と重なり合って輝き始める。これこそが、古着という名のタイムトラベル。僕は今日も、あの独特の香りに誘われて宝探しに出かけるのだ。
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