
高い演技力に裏打ちされた、純粋でナンセンスな狂気。どこか不気味でありながらも、哀愁と愛おしさを感じさせる。そんなスタイルが真骨頂のキングオブコント王者、サルゴリラ。
来月行われる単独ライブは結成10周年という節目に大きく様変わりするようだ。幕開けを目前に控えたふたりを直撃し、意気込みを聞いた。
【写真16点】「幼馴染コンビ・サルゴリラが結成10年で挑む“新たなコントの道”」の詳細を写真でチェック
サルゴリラ●[左]児玉智洋さん[右]赤羽健壱さん。幼稚園からの幼馴染ふたりからなるお笑いコンビ。ともに高円寺出身。2016年にコンビを結成し、キングオブコント2023で優勝。5月1日(金)~10日(日)、東京・赤坂RED/THEATERで『サルゴリラ単独ライブ「カレー&ラーメン4」』を開催。
コントライブをコントショーに昇華

結成10年と聞くと響きこそ若々しいが、芸歴でいえば23年、幼馴染歴は40年超。3つの時間軸が交差するコンビには時間の蓄積による独特な空気が流れているように見える。
とはいえ、今年は紛れもなく結成10年という節目。「カレー&ラーメン」と冠した単独ライブも4回目を迎え、いままで以上に気合が入っていると話す。最大の変化は、初めて演出家を招き入れた点だ。
児玉「10周年なんで、やっぱり特別な単独にしたかったんです。昔から演出家の方に入ってもらいたいと思っていたんですが、その願いが今回ようやく叶いました。コントライブではあるんですけど、ひとつのショーを見たような舞台にしたい。いまは稽古の真っ最中です」。

演出家にはコントユニット「テニスコート」のメンバーであり、脚本家・演出家として活躍する神谷圭介氏が参加。そして、ショーに欠かせない音楽は、変拍子と独特な歌詞が特徴の2ピースバンド・左右(さゆう)の書き下ろし楽曲が華を添える。
赤羽「オープニングと幕間には、左右さんが書いてくれた音楽が流れます。ボーカルとコーラス、それから楽器もすべてふたりだけで演奏していて本当にかっこいいんで、ぜひ会場で聴いてほしいですね」。
児玉「ライブの全体的な仕上がりは僕らもまだ見てないのでわかりませんが、神谷さんのプランを聞くだけでめっちゃワクワクしてます。サルゴリラのライブを知ってる人には間違いなく新鮮なものになるし、新しいお客さんも楽しめる完成度になるんじゃないかな。これ以上言うとハードルが上がって僕ら自身がビビっちゃうんで(笑)、後はお楽しみということで」。
2/3