
若い頃のモノ選びは、トレンドや誰かのオススメという理由で決めることが多かった。そうして手に入れたアイテムは、出合いが早ければ別れも早いのが常。だが、ポーター(PORTER)のバッグは違う。
シリーズの豊富さ、魅力的なコラボ。いつの時代も我々の物欲を刺激し続けるこのブランドの「今」を知るには、現場のプロに聞くのが一番だ。旗艦店である「ポーター 表参道」を訪ね、現役スタッフの二人に「ガチで買ってよかったバッグ」を挙げてもらった。
【写真30点】「ポータースタッフが本気で買ってよかったバッグ」の詳細を写真でチェック 訪れたのは……「ポーター 表参道」
2000年に誕生した吉田カバン初の旗艦店。2017年の刷新を経て、現在はホテルのロビーをイメージしたラグジュアリーな空間が広がる。ポーター、ラゲッジレーベル、ピー・オー・ティー・アールといったブランドに加え、ライカも取り扱うなど、大人のこだわりが詰まったショップだ。
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8電話:03-5464-1766営業:12:00〜20:00休日:不定休HP:https://www.yoshidakaban.com/index.html 第3位:伝統を再定義した、新生タンカー
[左]岡田博之さん●高級ホテルのコンシェルジュのごとき優雅な身のこなしと心地いい声質はゲストの落ち着いた買い物にひと役買う。それとはウラハラに普段着はストリートがベース [右]鈴木清貴さん●ポーターの豊富な知識量と各々のライフスタイルにそった提案力は随一。明るいキャラクターもゲストからの信頼を集める要因に。
――こんにちは! 今日はスタッフさん目線での「本当に使えるバッグ」を教えてください。まずは第3位から。
岡田 いらっしゃいませ。それなら、まず外せないのが「タンカー」のヘルメットバッグですね。
「ヘルメットバッグ(L)」7万2600円/ポーター(ポーター 表参道 03-5464-1766)
岡田 ポーターを象徴するシリーズとして、長く愛されてきたタンカーですが、実は2024年に大きなリニューアルを遂げました。最大の変化は、表地のナイロンを「100%植物由来」に変えたことです。

――植物由来、ですか。見た目や手触りには違和感がないですね。岡田 東レさんとの協業で、トウモロコシとヒマ(唐胡麻)を原料にしたナイロンを採用しています。もちろん、吉田カバン基準の厳しい耐久テストをクリアした上で、あのアイコニックな風合いを完璧に再現しました。
――タンカーの中でも、なぜヘルメットバッグが「買ってよかった」逸品に?岡田 1983年の登場以来、少しずつアップデートを重ねている点も理由のひとつですね。例えば今回の刷新では、ファスナーの引き手を少し跳ね上げた形状にしました。これだけで驚くほどつまみやすくなるんです。


――確かに、スッと指に馴染みますね。岡田 他にも、フロントポケットのベルクロ(マジックテープ)を短くしたり、角を丸くカットしたりと、出し入れの際の引っかかりを軽減しています。中身を入れると底が広がりマチになるので、見た目以上の収納力がある。僕も持っていますが、普段使いから一泊旅行まで、これ一つで完結する万能さが魅力ですね。
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