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2026.04.12

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スキマ時間の使い方が晒す「40代の致命的な小物感」。“余裕のない男”からの脱却術をカウンセラーが指南

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移動中や休憩中、無意識にスマホを取り出し、パズルを消したりモンスターを倒したりしていないだろうか。
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本人にとっては単なる暇つぶしやリフレッシュのつもり。しかし、周囲の目は想像以上に残酷だ。

特に、家庭や職場で「背中を見せる」立場にある40代男性。彼らがスマホゲームに没頭する姿は、女性や部下の目に知性の欠如や頼りなさとして映り、静かに評価を下げているという。

その数分間がもたらす代償は、思いのほか大きい。自覚なき「小物感」を晒してしまう心理構造と、そこから抜け出すための脱却術を、心理カウンセラーの杉本もゆるさんに聞いた。
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【写真7点】「40代の致命的な小物感」の詳細を写真でチェック
聞いたのはこの人!
杉本もゆるさん●『心の扉メンタルカウンセリング横浜』に所属する心理カウンセラー。人の心の奥に潜む心理状態や交流分析を基にしたカウンセリングを得意とする。うつ、社会不安障害、パニック障害、強迫性障害などのメンタルヘルスの悩みから、恋愛・夫婦・親子・職場などの人間関係の悩みまで幅広く対応している。『心の扉メンタルカウンセリング横浜』https://www.heart-door.jp/

杉本もゆるさん●『心の扉メンタルカウンセリング横浜』に所属する心理カウンセラー。人の心の奥に潜む心理状態や交流分析を基にしたカウンセリングを得意とする。うつ、社会不安障害、パニック障害、強迫性障害などのメンタルヘルスの悩みから、恋愛・夫婦・親子・職場などの人間関係の悩みまで幅広く対応している。『心の扉メンタルカウンセリング横浜』https://www.heart-door.jp/

「いい大人が惨め」妻の毒舌に隠された残酷な本音

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――先日、家でスマホゲームをしていたら、妻から「その姿、いい大人が見てて惨めだよ」と。リフレッシュのつもりでしたが、ショックを受けました。

かなり辛辣な一言ですね(笑)。でも、その「惨め」という言葉には、多くの女性が40代前後の男性に対して抱く共通の心理が隠されています。

決してゲームそのものを否定しているわけではないんですよ。

――なぜ、そこまで否定的に見られてしまうのでしょうか。

大きな理由の一つは、自己肯定感の低さが見えてしまうからです。

本来、自分を磨く楽しさを知っている人は、スキマ時間のすべてをゲームに捧げません。自分に自信が持てない人ほど、手軽に達成感を得られるゲームの世界に逃避しがちなんです。

――逃避ですか……。言われてみれば、仕事のストレスを忘れるためにログインしている節はあります。

現実世界での努力は、必ずしもすぐに結果に結びつくとは限りませんよね。しかし、ゲームは違います。

ログイン時間や課金で、誰でも確実にスコアや順位という形の成果が手に入ります。この時間さえかければ手に入る数字を、自分の実力による努力の成果だと錯覚してしまうんですね。

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――ランクが上がると、自分が成長したような全能感があるのは事実です。

仕事や人間関係で正当な評価や達成感を得られていない人ほど、その穴埋めとしてゲームに執着する傾向があります。

奥様が感じた“惨めさ”の正体は、あなたの背中から漂う現実逃避を見透かした結果かもしれません。

――耳が痛いです。ゲームの中の努力が、現実の自分を救ってくれるわけではないと。

その通りです。また、男性特有の「シングルタスク脳」も関係しています。

男性は一つのことに集中する能力は高いのですが、休憩に入ると周囲のアンテナを完全に遮断して、オフにしようとする。その際、スマホゲームは最高の遮断機になります。

――ゲーム中は周りが見えなくなってしまいます。

その姿は、周囲にはコミュニケーションの拒絶と映ります。責任ある立場にふさわしい「余裕」とは真逆の印象を与えてしまうのです。
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