
米国発のサステナブルラグジュアリーホテル「1 Hotel Tokyo」が、岩手県大槌町を拠点に活動する刺し子職人グループ「SASHIKO GALS」とコラボレーション。ニューバランスの名作「993」をベースにした特別モデルを制作し、4月2日より館内で展示するとともに、限定受注販売を行っている。
55万円(什器付きセットは385万円)
今回の企画は、4月22日(水)のアースデイに向けて環境について考える「アースマンス」の取り組みの一環。サステナビリティを共通の理念とする両者が協働し、伝統技法と現代のスニーカーカルチャーを掛け合わせた一足が誕生した。
ベースとなるのは、ニューバランスの中でもクラシックな人気を誇る「993」のグレーカラー。そこにSASHIKO GALSが独自の刺し子パターンを手作業で施し、自然から着想を得た「森」をテーマに仕上げた。刺し子の工程には1足あたり約40時間を要し、すべてが職人による一点物。スニーカーでありながらアートピースのような存在感を放つ。
完成した作品は、ホテル38階のロビー階で約半年間展示される予定。オリジナルモデル1足に加え、SASHIKO GALSの世界観を表現した刺し子スニーカー計3足が公開され、木製の特製ディスプレイとともにホテル空間の中で鑑賞できる。
岩手県大槌町から生まれた「SASHIKO GALS」。日本の伝統技法「刺し子」で、古着やスニーカーに新たな価値を吹き込むことがミッション
さらにこの特別なスニーカーは、計10点限定で抽選受注販売も実施。スニーカー単体が5足、スニーカーと木製ディスプレイ什器のセットが5点用意される。
価格はスニーカーが55万円、什器付きセットが385万円。シュータンにはホテルロゴと希望する名前(アルファベット5文字まで)を刺し子で入れるカスタマイズも可能で、完全受注生産のため納品は約6〜8か月後となる。応募締切は4月30日(木)18時。

また、5月22日(金)と23日(土)にはSASHIKO GALSのメンバーから直接刺し子を学べるワークショップも開催。ホテルのロイヤリティプログラム会員を対象に、オリジナルトートバッグへ刺し子刺繍を施す体験が用意される。

SASHIKO GALSは、2011年のGreat East Japan Earthquake後の復興支援として始まった「大槌刺し子プロジェクト」を起源とする職人グループ。東北の伝統技法である刺し子を用い、古着やスニーカーに新たな価値を与えるアップサイクル活動で、国内外のファッションやアートシーンから注目を集めている。
一方、1 Hotel Tokyoは「自然との共生」を掲げ、館内デザインや体験の随所にリユースやアップサイクルの思想を取り入れたホテル。今回のコラボレーションは、ものを長く大切に使うという価値観を共有する両者の哲学から生まれたものだ。

伝統的な刺し子と名作スニーカーが出会い、世界に10点だけの特別なNew Balance 993が誕生した。サステナブルなものづくりを体現するこの一足は、ホテルの空間を舞台に新たなストーリーを紡いでいく。