関西ではシビックが圧倒的な人気を誇る
それと関西、今ね、暴走族が結構キテるんです。大阪オートメッセにもヤンチャなバイクが一堂に会したブースもあったんですが、ちょっと見てください、これ。たぶん元ネタはホンダのクレージュタクトだと思うんですが。
カウルに三段シートと、エビテールですよ。で、当時流行ってたレイトンハウスカラーです。
クレージュタクト(アンドレ・クレージュ氏がデザインした仕様のタクト)って、80年代にヤンキーが乗る代表的な原チャリやったんですよ。僕もね、クレージュタクト乗ってたんです。当時はシャコタンにしてエアロやチャンバー付けたりしていたのがいっぱいいたんですけど。懐かしい〜。
そして関西では暴走族を卒業したら、次はシビックに乗るんです。理由を聞かれても困ります。そういう文化なんです。昔からから大阪環状線(阪神高速道路)を走るレーシングチームみたいなのがありましたが、その名残が今もずっと受け継がれています。
例えばこの2台の、環状族仕様のワンダーシビック(3代目シビック)。関東のいわゆる族車とは明らかに違うでしょ?
当時っぽいカラーリングが、逆に今、新鮮だったりするワンダーシビック
こちらはファイブマートさんのワンダーシビック。大きなリアウイング(デカっ羽根)が目を引きます。
環状線を走るのに飽き足らなくなると、今度は鈴鹿サーキットを目指したりします。
そして、今回私も2台のシビックを持ち込みました。ホンダコレクションホールに所蔵されている2台のヘリテージマシンです。実は歴史的価値の高い車両のガラスを保護するために、弊社のアーマーテックが採用されたんです。そのお披露目として、2台の貴重なシビックを大阪オートメッセに降臨させました。
右は実際にグループAで活躍したグランドシビック(4代目シビック)。左は2017年式の世界ツーリングカー選手権に参戦したマシンです。
どちらも当時の、ホンマもんのシビックのレースカーですからね。環状シビックとはかなり一線を画します。今も昔も環状族文化が華やかな関西だけに、大変注目を集めましたね!
実はシビックを、東京オートサロンじゃなくて、大阪オートメッセに展示をすることが長年の僕のささやかな夢だったりしました(笑)。
夢が一つ叶ったところで、続きは後編で。何しろ、関西文化は1回じゃ語り尽くせないほど奥が深くて、濃いんです。