
究極の楽ちん服・スウェットパンツ。一見、お洒落とは縁遠いモノに思えるが、今、街中では、その“究極のラフさ”を逆手に取った着こなしがスタンダードになりつつある。
大人たちはスウェットパンツをいかにして街に馴染むファッションへと昇華させるか。その解答を、5人のスナップから導き出す。
【写真11点】「楽なのにお洒落なスウェットパンツ」の詳細を写真でチェック ① 「裾カットオフ」で、ユニクロを唯一無二の表情へ
スウェット=ファッキンオーサム パンツ=ユニクロ シューズ=ホカ 眼鏡=ノーラット バッグ=ケイル 腕時計=カロス 靴下=ゲザン
▶むらさんのスナップをすべて見るむらさん(42歳)ユニクロのベーシックなスウェットパンツを、どう「外着」として昇華させるか。むらさんの解答は、あえて裾をカットオフにするという大胆なアレンジだ。スウェット特有の足元の“溜まり”をなくし、ホカの厚底スニーカーへ流れるようなラフなシルエットを構築。
このひと手間が、部屋着感を完全に払拭し、ファッキンオーサムのトップスやケイルのバッグといったエッジの効いたギアに負けない、確信犯的なストリートスタイルを完成させている。

② デニムの「武骨さ」で、緩さを街の表情へ
ジャケット=古着 Gジャン、パンツ=ともにノア カットソー=不明 シューズ=ニューバランス 帽子=ジェフリーシンチチ 眼鏡=不明 バッグ=エル・エル・ビーン
▶田渕さんのスナップをすべて見る田渕明大さん(32歳)スウェットパンツが部屋着に見える原因のひとつは、全身が柔らかい質感に偏ること。田渕さんは、ノアのGジャンに古着のワークアウターを重ねることで、上半身に「硬さ」と「重厚感」をプラスした。
デニムのネイビーとスウェットのグレーという鉄板の配色に加え、タフなアウターを羽織ることで、下半身の緩さが絶妙な「ハズし」として機能。計算されたレイヤードが、スウェットを確信犯的なお洒落着に変えている。

③ 「素材の格」で魅せる、大人のミニマリズム
スウェット=オーラリー パンツ=ユニクロ シューズ=ジュンヤワタナベマン×ニューバランス 眼鏡=ユウイチトヤマ バッグ=アエタ バングル=グレイス リング=ドリスヴァンノッテン
▶久保井さんのスナップをすべて見る久保井大貴さん(39歳)上下スウェットという、最も難易度の高いセットアップ風の着こなし。ここで久保井さんは、トップスにオーラリーの極上スウェットを投入した。一目で質の良さが伝わる一着を合わせることで、ユニクロのスウェットパンツと相まって全体がクリーンにクラスアップして見える。
アエタのレザーバッグで品を添え、足元のコラボスニーカーで個性を主張。引き算の美学の中に、街に馴染む大人の余裕が漂う。
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