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“王将”はエンタメ体験ができる店

そんな中、改めて王将で食事をして、ここはただの飲食店ではなく、究極の機能美とホスピタリティが融合した、エンターテインメントが体験できる場所なのだと確信した。
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店に入った瞬間、耳に飛び込んでくる活気ある声。王将の魅力は、味もさることながら、あのテキパキとしたリズムに凝縮されている。

「コーテル、イーガー!(餃子1枚)」など厨房を飛び交う独特の用語。これはもはや言語を超えた、戦場における暗号のようなものだ。店員たちの無駄のない動きは、まるで訓練されたアスリート、あるいは一糸乱れぬ演舞を見せるダンサーのよう。注文が入った瞬間に鉄板が唸りを上げ、水が弾ける音が響き、蒸気が立ち上る。そして瞬時に焼き上げられ、目の前に運ばれてくる。


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イタリアのゆったりとしたリストランテも悪くないけど、このスピーディーさは、日本の職人魂を感じずにはいられない。スタッフ同士のアイコンタクト、澱みのない導線。あのアクティブな空間に身を置くだけで、こちらの食欲まで加速していく。彼らは料理を運ぶだけでなく、店内の「熱」をコントロールする指揮者のような存在だ。

ちなみに、このような専門用語もある。
コーテル:餃子
イーガー:1人前 
リャンガー:2人前 
ヨクヤキ:よく焼く 
ナーホー:お持ち帰り
王将の「待たせない」というホスピタリティは、忙しない現代人への最大の敬意だと感じる。同時に、そのスピード感の中で一切の妥協なく、餃子の焼き色が均一であることに、僕はいつも驚かされている。


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