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頭皮のベタつきと炎症を招くメカニズム

ホルモンバランスの変化は、見た目の変化だけでなく、頭皮環境にも影響を及ぼす。
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「男性ホルモンは薄毛を進行させるだけでなく、頭皮にある皮脂腺を刺激し、脂の分泌を促す働きも持っています。SHBGが減少し、ホルモンの作用が強まると、頭皮の皮脂分泌も過剰になりやすく、ベタつきを感じる原因になります」。

さらに皮脂が過剰になると、脂を好む常在菌が増殖し、「脂漏性皮膚炎」を引き起こすこともあるという。

「脂漏性皮膚炎を発症すると、頭皮に赤みが出たり、ベタついたフケが生じたりします。厄介なのはそれに伴う強いかゆみです。気になって頭皮を掻きむしることで、毛根にダメージを与え、さらに抜け毛を増やしてしまうという悪循環に陥りやすくなります」。
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「深夜のラーメン」が髪にも影響を与える理由

ミドル世代の食生活でついやりがちなのが、お酒を飲んだ後の「深夜のラーメン」だ。これも、髪や頭皮環境にはご法度のようだ。

「ラーメンが悪さをしているというよりは、その生活スタイル自体が好ましくありません。深夜にラーメンを食べている時点で、睡眠時間が短かったり、夜更かしをしていたりしますよね。また、こってりしたものばかり好んで食べていると、気づかないうちに栄養バランスが極端に偏ります」。



栄養不足や極端な食事制限が脱毛を引き起こすことは、医学的にも知られている。髪の健康には、バランスの取れた栄養摂取が不可欠だ。

「付き合いなどで外食が続く場合は、翌日の朝や昼の食事でリカバリーを図りましょう。肉中心になりがちの場合は、魚や野菜を意識して取り入れてください。

また、脂も“質”が重要です。青魚や亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸に加え、オリーブオイルやナッツ類に豊富なオメガ9脂肪酸など、良質な脂を適度に摂ることもおすすめです」。

油を単純に避けるのではなく、その種類を見極めることが、健康的な食生活への第一歩となる。
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