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2026.04.14

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「試しに50万円」で“7億円”の損失!TKO木本武宏が振り返る「投資=遊びの延長」の代償


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投資の大本命といえば株式投資だろう。ネットで手軽に売買ができて、SNSには成功体験があふれている。

だが、2022年に芸能界を揺るがせた騒動を覚えていないだろうか。お笑い芸人TKOの木本武宏さんが巻き込まれた投資トラブル――その被害総額はなんと7億円にのぼる。どこで歯車は狂ったのか。その経緯を本人に語ってもらった。
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話を聞いたのは……
木本武宏●1971年、大阪府生まれ。1990年、お笑いコンビTKOを結成。キングオブコントでは4度決勝進出を果たす。バラエティ番組、ドラマ、映画、情報番組などで幅広く活躍するも、2022年投資トラブルをきっかけに芸能活動を一時休止。2023年活動を再開し、ライブツアーやラジオ、YouTubeなどを行なうほか、自身の投資トラブルの実体験を語る講演なども行なっている。

木本武宏●1971年、大阪府生まれ。1990年、お笑いコンビTKOを結成。キングオブコントでは4度決勝進出を果たす。バラエティ番組、ドラマ、映画、情報番組などで幅広く活躍するも、2022年投資トラブルをきっかけに芸能活動を一時休止。2023年活動を再開し、ライブツアーやラジオ、YouTubeなどを行なうほか、自身の投資トラブルの実体験を語る講演なども行なっている。


試しに買った50万円から、全財産つぎ込む勢いに……


――そもそも、なぜ投資を始めようと思ったのでしょう?


芸能界は収入が不安定で、保証がないじゃないですか。40代後半になって、周りの先輩方を見ていると、50代以降は仕事が減るんじゃないかと感じていました。もちろんお笑いの仕事は好きだから、続けていきたい。だったら、それとは別に収入を担保できるものがあればいいと考えたんです。

そんなときに、TV番組の収録で暗号通貨のエンジニアの方と出会って、ビットコインを教えてもらいました。で、「試しに買ってみようかな」と思ったのが最初です。

――いくらぐらい買ったんですか?

50万円です。今でもよく覚えています。

――そこまで大きな金額ではないですね。

「投資は余剰資金でやるもの」というのは知っていましたから。で、しばらくすると、それが400万円にまで増えたんですよ。

――8倍ですね!

そうなんです。それで妹や仲間に「お前もやっておけ!」って勧めたのですが、その後、価格が暴落して240万円ぐらいまで下がってしまいました。

――それでも初期投資からはまだ5倍の金額ですよね。

普通はそう考えますよね。5倍になるってすごいことですよ。でも当時の自分は「160万円を失った」という感覚だったんです。自分の財布の中にあった400万円が、どんどん減ってしまうという感覚で……。それで「これはまずい、歯止めをかけなあかん」と焦ってしまったんです。



――そこから投資の仕方が変わってしまったのですか?

1度別のコインに変えて、ビットコインがもっと下がったタイミングで買い戻せば、保有枚数を増やせるんじゃないかとか、情弱のくせに色々と考えるわけですよ。

でも乗り換えたコインも下がって、どんどん価値が減っていく。「こっちを買った方がいいんじゃないか」とか、あちこち調べては買ってを繰り返しました。焦るほどに判断がぶれて、さらに失っていくという負のサイクルができてしまったんです。

それで「あかん、これはちゃんと勉強しよう!」と思って、本を読み漁って知識を増やしていったんです。

――勉強して、改善する方向にはいかなかったのですか?

それが逆で、頭のチャンネルが変わってしまったんですよ。失ったものは仕方ない、別のところで取り戻そうって。ここからは完全に“沼”でしたね。

投資を始めたころに考えていた「余剰資金で運用する」というのは完全になくなっていました。失ったお金を取り返したい一心で、結果的には全財産つぎ込むような勢いになっていたんです。本当に、絵に描いたようなハマり方ですよね。

――そんなときに、のちに投資トラブルに発展する、FXトレードに詳しいAさんに出会うんですね。

そうです。結局、自分のマインド次第で関わる人って変わるんだなと思いました。

お金はなくても、仕事を一生懸命やっていれば、同じように頑張っている人としか出会わない。一方でお金のことばかりを考えていると、危険な人も自然と周りに現れる。世の中の人はレイヤーに分かれていて、自分がどのステージで生きていこうとしているのかで、関わる人の層も変わるんだと実感しました。
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