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「真似はしたくない」。唯一無二を求めるルーツは“カスタム”


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SNSで誰かのスタイルを簡単にコピーできる現代において、ユージさんはあえて「誰かを参考にすること」を避けているという。

「人と被りたくないんですよ。デニムのセットアップが好きでずっと育てていたんですが、最近はそれが流行りすぎて逆に着られなくなっちゃったくらいです(笑)」。

そんなユージさんのファッションを語る上で欠かせないキーワードが「カスタム」だ。 その原点は、10代の頃に経験した大工仕事とバイクカルチャーにあるという。
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『FINE BOYS』に出始めたころの、まだヤンチャさが残るユージさん。

『FINE BOYS』に出始めたころの、まだヤンチャさが残るユージさん。


「ヤンチャしてた頃からずっとカスタムバイクは大好きですし、あと大工だった時代は、塗装、足場、内装、パネルとか、あらゆる現場を経験していろんな木材や道具にも触れてきました。その頃から1点ものや、自分の手で成長させられるものが好きでしたね」。



「“人と違うのがいい”の最初の記憶を辿ると、そういえば小学生の頃にスーパーファミコンのコントローラーのボタンを塗ったりしてオリジナルカラーにカスタムしていました(笑)。

ロレックスのベルトをクロムハーツでカスタムしたのも同じで、流行りや人気だけじゃなくて、自分だけの価値をどう持たせるかが僕にとっては大事なんだと思います」。

その独創性は、現在デザインから生産まで自ら手掛けているブランドであるクロノスブラックにも反映されている 。 



「元々あったクロノスというブランドを手伝う形から始まりましたが、今はデザインからお金の話まで全部自分でやっています。今年は実店舗も増える予定で、近々大阪に新しいフラッグシップショップもオープンしますよ。自分の“好き”を自分でカスタムしていく、いちばん楽しい作業ですね」。

カスタムバイクや大工仕事を経験し、プロのモデルとしても多くの服に袖を通してきた上で辿り着いた、唯一無二を求めるファッション哲学。それはユージさんが辿ってきた独自の経験があるからこそ、地に足のついた説得力に満ちていた。
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