何はともあれ「501」
4万1800円/リーバイス ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
「リーバイス ビンテージ クロージング」デニムの原点にして頂点。それがリーバイスの「501」である。このストレートデニムの名作を初めて手に入れたとき、大きなカルチャーショックを受けた。見たことのないボタンフライやコインポケットに、経験したことのない粗いはき心地に、本物のアメリカを感じて心の底から打たれたのだ。
そうして「501」に惚れ込み、はき続けるうちにふと気付いたことがある。「昔より似合ってきたかもしれない」と。顔立ちや体型を問わず、長くはき続けた先に得る独特の味わいと風格がある。「501」は教えてくれる。デニムはやっぱり、人なのだと。
リーバイスの150年の歴史のなかで、とりわけ重要なデニムにフォーカスしたコレクションが「リーバイス ビンテージ クロージング」。こちらは1947年の「501」を忠実に再現したモデルだ。
第二次世界大戦以前の「501」よりも股上はやや浅く、スマートなフォルムが特徴。デニム好きの間で“「501」の完成形”と評される名品である。
寡黙な最上級
H32×W54×D19.5㎝ 77万9900円/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン 03-4400-2656)
「ザ・ロウ」ただただ、美しい。ザ・ロウのトートバッグ「マルロ」の魅力を伝えるために、多くの言葉を費やす必要はない。見て、触れて、使えば、誰もがその価値を理解できるはずだから。逆に言葉を重ねると、ザ・ロウが大事にしている価値観から離れてしまう気がするのだ。
品質本位であること。控えめであること。派手な色柄や露骨なロゴ使いの“多くを語るバッグ”とは別の立ち位置にある、寡黙なバッグだ。
いい意味でアノニマス。寡黙さもまたアメリカン・ラグジュアリーの要諦であると、このバッグが無言で教えてくれる。
写真は90年以上続くフランスの工房で製作される、エレガンスと実用性を兼備するレザートート。定番バッグ「マルゴー」との大きな違いは、サイドパネルのアジャスターベルトと開口部のファスナーを省いたこと。
長めのハンドルは肩に掛けやすく、底面は脇に収まりやすいよう設計。ミニマルな意匠がグレインカーフスキンレザーの美しさを引き立てる。
OCEANS4月「Shopping Manual」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!