「王道ですが、やはり肩掛けニットはきれいで大人っぽい」
スーツ76万100円、シャツ18万4800円、ベルト51万4800円、靴19万5800円、チーフ4万8400円、肩に掛けたニット29万4800円/すべてブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン︎ 03-5276-8300)
軽量でコンフォートなバージンウールクロスを使用。「トラウザーは少しローライズ、ジャケットはスラントポケットなどでスポーティな要素が。このバランスがいい」。
ブランドの本拠地にちなみ「ソロメオショルダー」と呼ばれる丸みを帯びたショルダーラインには、上品なニットをラフにのせて。
「王道のハズし方であり、気分でもあると思う。今季多くのメゾンが提案している肩掛けニットは、やっぱりきれいだし大人っぽく見えます」。
「リラックス感とエスニック感で、白に味わいを加える」
スーツ55万円/イザイア ナポリ(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン 03-6447-0624)、古着のベスト3300円、古着のシャツ3300円/ともにサファリ5号店 03-5913-8012、古着のキャップ7590円/アームズ クロージング ストア︎ 03-3793-5334
コットンリネンのジャージー素材が、ライトブルーのストライプを伴っていっそう爽快に。ナポリの老舗によるヘルシーな一着を、クセのある白い脇役が支える。
「色は品良く揃えながら、あえて野暮ったく。浅く被ったキャップは、映画『パリ、テキサス』のイメージです」。長短のギャップがある、ジレとシャツのレイヤーも印象的。
「レスキューカラーのタイもミリタリーな“匂わせ”に」
スーツ19万6900円/タリアトーレ(トレメッツォ 03-5464-1158)、古着のジャケット5万5000円/FiLo_store 03-6304-9566、シャツ6万6000円/サルトリオ(ストラスブルゴ 0120-383-563)、スニーカー4万3780円/アームズ クロージング ストア 03-3793-5334、タイ2万9700円/ラルディーニ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)
背側に肩線を逃したアンコン仕立てのモンテカルロと呼ばれるモデルは、タイトに装えど窮屈さはなし。パッチポケットを備えたパンツもカジュアルで、着回しの自由を広げる。
「グリーンのグレンチェックを起点に、カーキの色彩を広げました」と三田さん。ミドルレイヤーは、パタゴニアの通称“MARS”シリーズ。足元にもミリタリーな傑作をさらりと加えた。
「オールブラックはキメやすい一方で遊びやすい」
ジャケット7万5900円、パンツ5万2800円/ともにモンサオ(エイチジェイエム 03-6434-0885)、レザージャケット10万7800円/トラディショナル ウェザーウェア(トラディショナル ウェザーウェア 渋谷店 03-6419-7771)、古着のTシャツ2万5300円/FiLo_store 03-6304-9566
「固定観念を取り払う」。スーツの新しい楽しみ方を、そう要約する三田さん。有言実行のラストを飾るのは、“いかにリラックスして上品に装えるか”を主眼に置くモンサオのスーツスタイルだ。
ボックスシルエットのジャケットとイージーな腰回りの黒い一着を、モダンなオーバーサイズで取り入れる。
「インナーのレザーで質感のコントラストを出して、Tシャツはバンドものではなく、ジャズで大人っぽく」。そこにはドレスとストリートの、みずみずしい融合がある。
スタイリスト 三田真一●1975年生まれ。熊谷隆志氏に師事後、97年の独立を機に渡英。ロンドンを中心とした活動でテーラリングの神髄を学び、2001年に帰国する。メディアや広告、著名人やアーティストのスタイリングなど多岐にわたって活躍。アート的感性にも秀で、工藝をこよなく愛する。
OCEANS4月「Shopping Manual」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!