自分で選んでいないのに、一番自分らしい
今回、名刺代わりの1本として選んだのは、父から受け継いだ「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」だ。
ホワイトダイヤル、ステンレスのブレスレット、ケース径は36mm。いかにもロレックスらしい王道の佇まいを持ちながら、それほど目立つわけでもない。
「この時計、自分では選んでいないんです。親父が愛用していたものを譲り受けた。だから『なんで白文字盤なの?』って聞かれても、正直、親父が買ったからとしか言いようがない(笑)。
でも、だからこそ意味があるというか。自分で選んだものじゃないのに、一番自分らしい時計になってしまったんですよね」。

「名刺代わりのロレックス」というテーマを聞いたとき、真っ先に浮かんだのがこの1本だったという。
ただ、かっぴーさんにとって、この時計は名刺よりも上の“何か”だと感じているようだ。
「名刺っていうより、家紋に近いんですよね。自分が伊藤家(※かっぴーさんの本名)の人間であることを、良くも悪くも思い出させてくれる。
今は子育てで毎日が精一杯で、普段は実家のことを考える余裕もないんですけど、この時計を見ると、ふと父のことが浮かんできます。
父のことを思うと、母のことも浮かんでくる。ひとりじゃないって、気づかされますね」。
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