
寒さが和らぎ、春の足音が聞こえ始めるこの時季。街角の洒落者たちが真っ先に更新しているのは、アウターの「軽さ」だ。
重厚なウールコートや極厚ダウンを脱ぎ捨て、ナイロンやサテン、あるいは短丈のオイルドジャケットへ。防寒性はキープしつつ、素材感や色使いで「重さ」を払拭した、端境期のベストスナップをお届け。
【写真6点】「“重すぎないアウター”の着こなし術」の詳細を写真でチェック① 鮮色ダウンを主役に、冬の終わりを軽快に彩る
ダウンジャケット=ラブ デニム=ディスイズネバーザット 靴=ナイキ 帽子=ディスイズネバーザット
▶シンさんのスナップをすべて見るシン・スンヒョクさん(26歳)ソウルでキャッチしたスンヒョクさんは、英国のアウトドアブランド「ラブ(Rab)」のダウンを主役にした鮮やかな装い。冬から春への端境期、どうしても重くなりがちなコーディネートを、発色の良い赤がパッと明るく、軽やかに見せている。
本格派の登山スペックを持ちながらも、ボリュームを抑えたライトな質感のダウンは、街歩きにも最適。そこにゆったりデニムとビーニーを合わせ、足元はストリートに味付け。機能美と色の遊びを両立させた、まさに冬の終わりにこそ真似したい、ポジティブなアウタースタイルだ。
② スカジャン×オーバーオールで描く、軽快なヴィンテージ・ワーク
ジャケット、Tシャツ=ともに古着 オーバーオール=カーターズ シューズ=エスエーエス アクセサリー=ノーブランド
▶佐藤さんのスナップをすべて見る佐藤叶夢さん(27歳)冬の終わりの街角に映える、軽やかなヴィンテージ・スタイル。アウターに選んだのは、重厚なコートではなく、サテンの光沢が春を予感させる古着のスカジャンだ。ライトな質感のジャケットを羽織ることで、レイヤードの楽しさを強調している。
インナーにはオーバーオールを合わせ、ワークな武骨さをプラス。コンフォートシューズで程よく力を抜くバランスも絶妙だ。ジュエリーのアクセントも含め、こだわり抜いた古着使いを重すぎないアウターでまとめた、端境期のパーフェクトなスタイルサンプル。
③ 都会派ミリタリーを「アンルート」の薄軽アウターで攻略
ジャケット、アウター=ともにアンルート パンツ=ナナミカ 腕時計=タイメックス リング=ヴィンテージ
▶ハンさんのスナップをすべて見るハン・テウンさん(24歳)ソウルの街角に馴染むテウンさんの装いは、まさに冬の終わりの理想形。アウターには「アンルート」のライトなジャケットを選び、重厚なコートとは一線を画す軽快なシルエットを構築している。
ボトムスにはナナミカのパンツを合わせ、都会的な機能美をプラス。全体のトーンを抑えつつ、アウターのボリュームを削ぎ落とすことで、洗練されたミリタリー・モダンへと昇華させている。手元のタイメックスやヴィンテージリングなど、控えめながらも主張のある小物使いが、シンプルなスタイルに確かな深みを与えている。
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