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すべての写真を見るエルメスの「シェーヌ・ダンクル」やジャガー・ルクルトの「レベルソ」など、ここで紹介するのはどれもブランドを代表する名作だ。
しかしよく見るといつもと少しばかり違った表情に映るのは、素材やデザインなど、わずかなアップデートが施されているから。
小さな変化で大きな衝撃をもたらす、名作の新たな姿に感嘆する。
より濃密に“海”が薫る「シェーヌ・ダンクル」と「カレ」
シルバー925。87万1200円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
のちに「ケリー」の名が冠されるハンドバッグ、スカーフの「カレ」など数々の名作を生み出した4代目の当主、ロベール・デュマによって1938年に発表されたメゾン初のシルバージュエリー「シェーヌ・ダンクル」。
船のアンカーチェーンを着想源とするアイコニックなそれを再解釈した新しいラインは、まるでマリンロープや海に浮かぶフロートのようでもあり、その異なるコマの連結が豊かな表情と力強い存在感を放つ。
「シェーヌ・ダンクル」から派生した数々のシリーズを定着させてきたジュエリーメイキングのキーパーソン、ピエール・アルディ。彼らしいエスプリが光るこの一本が、時代を超えて愛されるマスターピースの歴史に、また新たな物語を刻み始める。
88.5×88.5cm 9万7900円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
こちらは美しい海の見える窓辺を描いたカレ。「冒険の呼び声」を2026年のテーマに掲げるエルメス。20年の航海を終えて新たな船旅に出るOCEANSのビジョンともリンクする。
大海原に浮かぶ船、群青の空を舞うツバメ、パラシュートのように浮遊するタンポポ。それぞれの順風満帆を後押しするかのように、海の代弁者たる貝殻が「Écoute-moi(私の話に耳を傾けて)」と語りかける。
題して「エスプリの旅立ち」。あなたの買い物にも、幸とワクワクの多からんことを。
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