滝藤賢一の“ドレス考”。デニムセットアップは正装だ
落ち着いたグレーデニムのセットアップなら、シンプルに白シャツと上質な革靴を合わせるだけでドレスアップ感を演出できる。ヴィンテージを凌駕するようなリアルな縦落ち加工がアクセントになり、スタイリングに抜け感を加えてくれる。デニムジャケット3万8500円、シャツ1万9800円、デニム3万5200円/すべてリーバイス®︎ ブルータブ™ (リーバイ•ストラウス ジャパン 0120-099-501)、靴14万8500円/カルマンソロジー 03-6447-4771、フォブチェーン1万8480円/トロ ヴィンテージ クロージング 03- 6447-4147、ブローチ5万5000円/江口洋品店・江口時計店 松濤 03- 5422-3070、グローブ3万4100円/デンツ( 真下商事 03-6412-7081)
役作りのためなら、肉体改造はもちろん、細かな所作、小道具、衣装にまで徹底的にこだわる。そんな姿勢を貫くことで知られる滝藤賢一さん。彼のルーツは、子供の頃、テレビにかじり付いて観ていた映画の世界にある。
「金曜は水野晴郎さん、土曜は高島忠夫さん、日曜は淀川長治さんが解説する映画を観る。幼少期、それが自分のルーティンでした」。
映画そのものに惹かれると同時に、当時の滝藤さんが影響を受けたのが、劇中に登場する魅力的なファッションだった。
「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックス、『ビバリーヒルズ・コップ』のエディー・マーフィー、『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロに『セルピコ』のアル・パチーノ……挙げればキリがありません。ブランドやファッションの知識がなくても、彼らの格好を真似るのが、とにかく楽しかった」。
映画からあらゆる要素をインプットした滝藤少年は、やがて俳優を志し、生まれ育った名古屋から上京する。その頃には、デニムが欠かせない定番服となっていた。
「タフでヘタれない。しかも自分だけの色落ちやダメージ感が楽しめる。お金がなかった自分にとって、デニムは打ってつけ。なかでもハマったのが、リーバイス®︎のデニムだったんです」
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