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2026.02.15

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プロがガチ推薦するパタゴニアの愛用スノーウェア!丸山隼人「10年でギアの快適さは大きく進化した」


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雪山での一日は、何を身につけ、何を持っていくかで体験の質が大きく変わる。特に大人になってから滑るスノーボードでは、「快適さ」がそのまま楽しさに直結する。

今回はプロスノーボーダー・丸山隼人さん(通称:バブルス)が実際に雪山で愛用しているスノーギアをご紹介。バックカントリーからゲレンデ、さらには街まで、彼が選び続けてきた道具には、「長く、気持ちよく滑り続ける」ための理由が詰まっていた。
 
【写真16点】「プロがガチ推薦するパタゴニアの愛用スノーウェア!」の詳細を写真でチェック
 

話を聞いたのはこの人!
丸山隼人(バブルス)●プロスノーボーダー/パタゴニア スノーボード・アンバサダー。新潟県出身。ハーフパイプのプロデビュー戦優勝という鮮烈な経歴を持つ。競技の世界から「GENTEMSTICK」でのフリーライディングへ転向。現在はパタゴニア・アンバサダーとして、ゲストと共に滑る「セッション」を通じ、雪山と遊ぶ喜びや自然との調和を体現している。その力みのない洗練されたスタイルは、多くのファンを魅了してやまない。

丸山隼人(バブルス)●プロスノーボーダー/パタゴニア スノーボード・アンバサダー。新潟県出身。ハーフパイプのプロデビュー戦優勝という鮮烈な経歴を持つ。競技の世界から「GENTEMSTICK」でのフリーライディングへ転向。現在はパタゴニア・アンバサダーとして、ゲストと共に滑る「ライディングセッション」を通じ、雪山と遊ぶ喜びや自然との調和を体現している。その力みのない洗練されたスタイルは、多くのファンを魅了してやまない。

快適な滑りには快適なギアが必須!おすすめ愛用品を紹介



ーーバブルスさんがゲストと一緒に滑る「セッション」には、10年前に使っていたギアで来る人もいるそうですね。


バブルス 滑れないわけじゃないのでもちろんOKなんですが、道具はこの10年で驚くほど進化しています。快適な滑りと快適なギアはイコールと言ってもいいくらい。快適にすべる、となると10年前のギアでは難しいかもしれません。
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ボードそのものもそうですが、たとえばビンディングひとつとっても、快適さを追求することで追従性が上がって操縦性も増します。ウェアも同じ話で、体を冷やさないけど、暖かくもなりすぎない。そういったチョイスをするだけで、滑りの経験はまったく違うものになりますから。

動きやすさ抜群の機能性アウター


「メンズ・パウダー・タウン・ジャケット」5万50円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)


ーーバブルスさんがおすすめするウェアを紹介していただけますか。

バブルス ひとつは「メンズ・パウダー・タウン・ジャケット」です。雪山でも街でも着られて、動きやすいのが好きなポイントです。最軽量というわけではないですが、総合的に見て、軽さ、柔らかさ、着心地がいい。

それこそ、朝にこれを着て出かけて、仕事で山を滑り、家に帰るまでずっと着ていられるんです。一日を通して、脱ぎたいと思わない着心地の良さは凄いですよね。

あまりテクニカルすぎないデザインも好きです。職業柄もありますが、冗談抜きで365日中200日は着てるかも(笑)。もちろん、防水・撥水というパタゴニアらしい機能もしっかり備わっています。



ーーバブルスさんが着用されているサイズは?

バブルス 僕の体型ではSサイズが適正ですが、あえてMサイズを選んでます。中に着込むこともあるし、少しゆったりしたシルエットで着たいというスタイル的な好みもあります。ピッタリで着るより、少し余裕がある方が動きやすいんです。

ジャケットの下には、R1エアのような暖かくて通気性のいいフリースを愛用しています。これとパウダー・タウンの組み合わせなら、ゲレンデで暑くなったり寒くなったりしても、頻繁に脱ぎ着する必要がないんです。


「メンズ・R1 エア・フルジップ・フーディ」2万6400円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)



パウダー・タウン・ジャケットとR1を重ねて着るとこんな感じ。


ーー今のウェアは生地が薄くて不安という声もあるんですよね。

バブルス 昔のウェアは「硬さ=丈夫さ」というイメージがあるので、物理的に薄いと不安になる気持ちはわかります。でも、ウェアの強度の進化は申し分ありません。逆に強度を求めすぎて「ゴワゴワ」になっていくよりは、着心地がしなやかな方が動きやすくていいんです。薄くても保温性が十分なもの、耐久性があるものをぜひ選んでください。

ボトムスの選び方は動きやすさ・重ね着しやすさを重視



ーーパンツのおすすめはありますか?

バブルス ここ数年、ゲレンデで「ビブパンツ(つなぎタイプ)」を着ている人をよく見かけますよね。若者や30代を中心に、ファッションとして楽しんでいるのを感じます。パタゴニアの「パウダー・タウン・ビブ」は、過酷なバックカントリーの現場で有用性を実証してきた長い歴史があるので、流行り以上の機能があります。

僕がビブを愛用する理由は、やっぱりその“動きやすさ”にあります。腰で締めるパンツと違って、お腹周りにゆとりがあるから、立ったり座ったりする動作がすごく楽なんですよ。

あとは『レイヤリング(重ね着)』のしやすさですね。寒い日は中に着込むこともありますが、ビブならミッドレイヤーの裾もしっかり収まります。この胸やお腹周りの『あえてのゆとり』が、一日中着ていてもストレスを感じない秘訣だと思います。


「メンズ・パウダー・タウン・ビブ(レギュラー)」4万2900円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)


ーーレイヤリングのコツも教えてください。

バブルス リフトの座面などから直接冷たさが伝わってこないように厚手のものを穿きたいのですが、汗をかくと面倒なので少し薄め、抜けの良いものを選んでいます。一番のお気に入りはナノエアライトパンツ。暖かい日はキャプリーン・サーマルウェイト・ボトムをパンツの下によく穿いています。長く滑り続けるには「暖かいのに汗をかいても快適でいられる」のが何より大切ですね。



ーーどんなギアを持っていくか。快適な滑りにはかなり大切なポイントになりそうですね。

バブルス 準備の段階から旅が始まりますよね。ギアを準備して、フィールドに着いてその時の天候や行動プランに合わせて身につけて行く。ここで滑るのにこれで合ってるかな、レイヤリングはちゃんとチョイスできたかなっていうのを考えたり、感じたりしながら滑る。

まぁ忘れ物もするし、結果、天候に合わない場合もある。逆にこれ持ってきてよかったな!っていう発見もあります。ギアの選び方は人それぞれで、その人のキャラクターも経験も出てくるのがまた面白い。ギア選びも旅の醍醐味だと思います。


バブルスさんのバックパックの中には携帯食やリペアキットをはじめ、さまざまなギアが詰め込まれている。




遊ぶ大人を必死に追いかけていた10代



道具の話をしていると、その背景にある滑り手の価値観や経験が自然と浮かび上がってくる。なぜそのギアを選ぶのか。なぜ“快適さ”を重視するのか。

そこには、丸山隼人というスノーボーダーが歩んできたキャリアが深く関係していた。

ーーバブルスさんがスノーボードを始めた1980年代といえば、スノボーブームの始まる以前だったと思います。当時、どうやってプロの世界に入ったのですか?

バブルス 僕は出身が新潟なので、子供の頃から雪は身近な存在でした。学校の授業にスキーがあるのは当たり前だったし、冬はスキーを履いてショートカットをしながら通学することもありました。雪国ならではの幼少期でしたね。

まず15歳の時にスケートボードに出会ったんです。地元のショップに出入りするようになって、大人たちからスノーボードやサーフィンという新しい世界を教えてもらいました。

10代の頃って無我夢中になるじゃないですか。本気で遊ぶ大人たちを必死に追っかけていたら、いつの間にか当たり前のように大会へエントリーする流れになってて、当時の日本中の好きものたちとの出合いや交流もあって自然とプロを目指すようになっていた、という感じです。



――なるほど、遊びの延長線にプロへの道が繋がっていたと。

バブルス そうですね。で、20歳でプロに登録して、デビュー戦のハーフパイプで優勝することができました。その辺りからですね、一気にのめり込んだのは。冬は国内のコンテストを転戦し、夏場はアメリカ・オレゴンに渡って、トレーニングを兼ねてコーチの仕事を受けたりしていました。20代の10年間はスノーボードをすることだけを考えていた生活でしたね。

“子育てを終えた世代”が雪山に戻っている!

ーースキーやスケボーより、スノーボードにハマったのはなぜだったのでしょう?

バブルス 幼い頃から教わってきたスキーでは味わえない世界観や価値観が、スノーボードにはあったんです。スキーやスケートボードをやっていても、スノーボードで雪の上を滑る感覚を掴むのはめちゃくちゃ難しかった。

初めはまったく立っていられない。それでも諦めなかったのは、それだけスノーボードに魅せられたからです。

 

バブルス 始めた当初乗れるようになってくると、スピード感やジャンプでの浮遊感、ターンのGや摩擦、コントロールする楽しさや技を習得していく達成感など、あらゆる非日常的な感覚と欲求が満たされることが刺激的過ぎて……今思うとあまり現実を生きてなかった感じがあります。今でも変わらないんですけど。

バンクした地形やふかふかの雪に飛び込んで、ボードをバチコーンと当てると雪が飛び散り舞い上がる、蹴散らして舞った雪に自分もまみれて、その中で太陽の光が通ると巻き上げた白い雪煙の中で雪の結晶の光がチラチラと輝くんですよ。もう病みつきですよね。



ーー数十年経ってもスノーボードで新鮮な体験をすることはありますか?

バブルス いまでも滑る時は新鮮な気持ちでいますよ。シーズンごとの気持ちの新しさもあれば、自分のフィールドから離れて、他のエリアや海外にトリップすると、普段とは違う景色が広がっていてそれも新鮮です。

バックカントリーに出れば、「やばかったけど生きて帰れた!」みたいな感覚はいまもありますし、30年以上続けていても、何かしらの感動が必ずあると思って滑りに行ってます。それに、スノーボードを楽しんだあとのビールはいつになっても美味しい(笑)。

現在は、人にただ教えるのではなく一緒に滑って感じてもらいながら伝えるという「ライディングセッション」を提供していますが、子育てを終えて10年ぶりに滑りに戻ってくる世代が結構いるんです。10代、20代に経験した非日常の感覚をもう一度味わいたい気持ちはすごくわかります。

「久しぶりに滑りたいな」と思ったら、ぜひ私たちの提案する「ライディングセッション」に参加していただけるとうれしいですね。




「快適なギアで快適な滑りを」。非日常を存分に味わいたい人ほど、何を持って行くかが鍵になるとバブルスさんは言う。

一方で、忘れ物をすることすら旅の思い出になるし、「なんとなく持ってきた道具」がその日の状況にバチッとハマる時もある。そんな偶然を楽しむ余裕も、大人のスノーボードの遊び方なのだと教えてくれた。

佐藤ゆたか=写真 ぎぎまき=取材・文

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