絶好のポジションで熱狂的ファンとともに大合唱
そしていよいよ“生オアシス”の話である。ワールドツアーの先陣を切る形となったウェンブリー・スタジアムは、かつてライブ盤もリリースされたファンにとっての聖地である。

「ライブ当日は(昨年に紹介した)アディダス“スペツィアル”がベースとなったリアムのコラボモデルを履いて向かいました。9万5000人を収容する満員のスタジアムで、僕はスタンディングエリアの真ん中にいました。サッカー好きの僕にとってウェンブリーは特別な場所でもあったので、感慨深いものがありました。
ライブが始まると周りのみんなが大合唱して、リアムの歌声がかき消されてしまうぐらい。子供からお年寄りまで、会場にいた全員が歌っている光景を目にしてグッと来ましたね」。
フーリガンさながらに熱狂的なレスポンスで演奏に応えるオーディエンスの姿は、日本と大きく違うことに衝撃を受けたそう。ライブ会場で印象的だったエピソードにも話が及ぶ。
オアシスのライブ会場で撮影。
「警備員さんに呼び止められて『お前の着こなし最高!』って褒められたことには驚きましたが、現地の人たちにめちゃくちゃ話しかけられたのが印象的でした。場内では禁止されているタバコを吸う人もいたり、警備員まで大合唱していたり(笑)。日本では絶対見られない光景でした。
終演後は9万5000人が一気に駅に向かったのでなかなか進まず大変でしたが、警備員さんが勝手にオアシスを流すとそこでもやっぱり大合唱になり、さすが本場だなぁと」。
今年のBESTスニーカーには、もちろんノエル&リアムモデルも!
「LIAM GALLAGHER x ADIDAS ORIGINALS ACHILLE SPZL」(本人私物)
ロンドン公演に続き、上田さんは先日の東京ドーム公演にも足を運んだ。まさにオアシス・イヤーとなった今年、彼が選出するスニーカーは、当然ながらアディダスのリアム&ノエル・ギャラガーモデル。リアムの方は昨年紹介したコラボとは異なるLGアキル・スペツィアルがベースで、ノエルの方はマラソン・スペツィアルがベースとなっている。
「リアムの方はイギリスのENDというオンラインショップで購入しました。SL72とカントリーが合わさったような独特なデザインで、現在販売されていない珍しいモデルがベースになっています。ノエルの方は抽選に外れてしまい、仕方なく二次流通で手に入れました。ちなみに東京ドーム公演前に日本限定カラーが出ましたが、そちらは自分的にピンと来なかったので買いませんでした」。
「Oasis × adidas Originals Achille Spezial / Marathon Spezial」(本人私物)
3/3