90年代スノボブームを象徴するノスタルジックな1足
古着に似合うシンプルなローテク系を好む上田さんには珍しく、今年のBEST3には厚底スニーカーがランクイン。分厚いソールとボテッとしたシルエットがアイコンであるノースウェーブだ。実はここにも上田さんらしい学生時代のエピソードがあった。
「NORTHWAVE ESPRESSO SUEDE」(本人私物)
「ノースウェーブのエスプレッソはビリーズのオンラインストアで購入しました。復刻していたことは知っていたのですが、その際には即決はせず、セールだったのが決め手になりました。
昔、サッカー部の先輩が青いレザーのエスプレッソを履いていて、どうしても欲しかったので譲ってもらったことがあるんです。サイズが小さくて親指を丸めて履いていたのですが、そのくらい大好きなスニーカー。やっぱりマイサイズでもう一度履きたいなと」。
番外編は日本企画のコンバースのウエスタンブーツ
「ALL STAR WESTERNBOOTS ST Z」(本人私物)
変わり種としてご紹介いただいたのは、ウエスタンブーツ風のユニークな一足。柔らかなスエード製で凝ったステッチワークが面白い。以前OCEANSでも、
レーザーラモンRGさんがお気に入りとして取り上げていた。
「夏に開催されたスニーカー同好会というイベントで、(レーザーラモン)RGさんが紹介していたのがこのコンバースでした。そのとき自分はコルテッツの真っ黒なスニーカーを持って行きましたが、イベント後にどうしてもそのコンバースが気になっちゃって。ネットでチェックしていたら、まだ在庫があったので購入しました。普段は上の方を折り曲げて、パンツの裾の中に入れて履いています」。

トレンドに左右されず、スニーカーハントの旅は続く
2025年のスニーカー事情全般に関して上田さんの私見を伺ったところ、やはり以前のような世間の熱気は薄れてきたという。
「むしろ以前から流行ってほしくないという気持ちの方が強かったので、僕的にはうれしいですね。発売と同時に売り切れというモデルも少なくなり、好きなものを好きな時に買えるようになりました。
日本ではプレミア化していたエア マックス95のリーバイスコラボが、普通に売っているのをロンドンで見つけて驚いたのを覚えています。あまり興味がなかったので、買いませんでしたけど。
やっぱり、コラボだったら何でもいいってわけじゃない。普段から古着店やリユースショップを見て回っていますが、まずはサイズと色柄、次に好きなバンドや映画といったカルチャーの要素があるかどうかが購入する決め手になりますね」。
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