山田 優(やまだゆう)1984年沖縄県生まれ。ダンスユニットでデビュー 後、2000年から女性ファッ ション雑誌を中心にモデ ルとして活動を開始。俳優 としても数多くの映画、ド ラマ作品に出演する傍ら、 MCや歌手活動など、幅 広いフィールドを行き来し ながらマルチな活躍を続 ける。プライベートでは、ママとして子育てに奮闘中。
長年、モデルや女優として第一線で活躍を続ける山田優さん。プライベートでは、目下、子育てに奮闘している。
多くのメディアを通して見る彼女は、いつも自然体。それはまさにウェルビーイングなライフスタイルを体現していると感じるが、日々何か心がけているものがあるのだろうか?
オンとオフの両立は楽しみながらやっています

「特にないです(笑)。特別に何かを意識して頑張っているという認識もなくて。実は、『これをやるぞ!』とか、『何かを成し遂げるぞ!』みたいに、自分で負荷をかけるのは得意ではなくて(笑)。
ただ、嫌なことは後回しにしないですぐやるというのがマイルール。仕事は好きで続けているけれど、それは子供が(家に)いない間にすべて終わらせて、帰宅したら家のことをやる。そうやって両立自体を、楽しんでいるような感じです」。
今でもモデルとしてあらゆる服を着こなす姿は、デビュー当時から何も変わらないように見える。とはいえ、スタイル維持についても意識して実践していることはないという。
「これまで食事制限をしたこともないですし、ファッション自体に対する考え方、服選びに関しても、子供が生まれる前と何も変わりません。
着たいものを着たいタイミングで着ます。ただ、家族が増えて、暴飲暴食はなくなり、生活自体が健康的になったので、日々自然にデトックスができている感じがしますね」。
ストイックに何か規律を設けることはなく、仕事と家族生活を自然体で楽しむことで、よりヘルシーなライフスタイルになっていったというのは興味深い。
ジムなどで本格的に体を動かす習慣もこれまであまりなかったそうだ。ただ、山田流の〝ながら〞運動を続けている。

「ピラティスやヨガをやってみたことはあったのですが、習慣といえるレベルではなくて。ただ、小学生の頃から寝る前のストレッチは欠かしていないのと、テレビを見ながら、ご飯を作りながら、歯磨きしながら、といった具合に、日々のルーティンの中に運動を組み込んでいます。
それはしっかり習慣になっていて、子供を抱っこしながらスクワットしたり、お風呂に入りながら足を上げたりしているうちに、気がついたら1日で結構運動しています(笑)」。
いい意味で無理をしない。それは、山田さんがウェルビーイングなライフスタイルを実践していくうえでの秘訣なのかもしれない。そんなマインドは自分の子供たちにも受け継がれているようだ。
「習い事でもなんでも、自分からやりたいと言ったものは、とりあえずトライさせるようにしています。親としては提案や助言はしますが、最終的に向いているか向いていないかをジャッジするのは、あくまで自分。それを徹底しています。
本当に興味を持って楽しいなら、続けていけるだろうし。そうやって生きていけば、いつか『これだ!』って思えるものにも必ず出合える。自分も小学5年生のときに出合った歌とダンスにハマって、楽しくて毎日練習をして、そこからいろんなことが始まって今があるわけですから」。
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