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新しくて懐かしい、“新生アルファ ロメオ”なデザインにグッとくる



モデルという仕事柄もあって、デザインの美しさへのこだわりは譲れないポイント。

ジュニアは欧州マーケットでグッドセールスを記録しているが、その理由のひとつは「現代的なスタイリング」と「アルファ ロメオらしいヘリテージ」が巧みに融合されているからだと、⾔われている。



「モデルとしては、常に“いかに服に合わせるか”“いかによく⾒せるか”に意識が向いてしまうんだけど、このクルマはどの⽅向から眺めてもイタリアらしい機能美が宿ったデザインだと思う。上質な素材感の服をまとって横に並んでも、しっくり来るから」

フロントはブランドの DNA を連綿と受け継ぐ個性的な縦型フロントグリルを採⽤。「トライローブ」と呼ばれる個性的なフロントマスクは、ひと⽬でアルファ ロメオとわかる。スポーティなベールの向こうに⾊気を宿している。

だが全体的なバランスは決して懐古主義的ではなく、しっかりモダンなのだ。



「リアエンドを垂直に断ち切ったこのフォルムは“コーダトロンカ”って言うんだっけ? 空気抵抗面のメリットに関しては専門外だけれど、シンプルにプロダクトとしてハンサムだし、車高をグッと引き立てているよね」

ラゲージルームの容量は415L。「ショートのサーフボードなら余裕を持って積めそう。このあたりはSUVだね」。

ラゲージルームの容量は415L。「ショートのサーフボードなら余裕を持って積めそう。このあたりはSUVだね」。


ならではの感性を感じさせるさすがの見たて。撮影を担当したフォトグラファーとも、内外装のデザインや質感で意見が一致していた。



「なめらかなライトのデザイン、曲線を多用しているフォルムがいちいち美しい。だから写真でどこを切り取っても絵になるんじゃないかな。内装もオールブラックなんだけれど、素材使いが巧みだからか、上質で、落ち着くのがいい」



実は、ファインダーを通すとややチープに映ってしまうクルマは少なくない。ジュニアにとってその懸念は完全に杞憂だ。



4/5

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