岡田祥吾(おかだしょうご)●1991年生まれ。プロ グリット代表取締役社長。大阪大学 卒業後、マッキンゼー・アンド・カン パニーを経て、プログリットを創業。 独自の学習支援スタイルで急成長 を遂げ、2022年には上場を果たす。
「こんにちは!」。オフィスの受付フロアで待機していると、取材チームの前をひっきりなしに行き来する人たちが元気に声を掛けてくれる。当たり前のこととはいえ、実に気持ちがいい。
そんなことを思っていると、この日の主役である岡田祥吾さんが颯爽と現れた。適切で無駄のない言葉選び、加えて端正に纏ったネイビースーツから覗く均整のとれたしなやかな体躯から、若きリーダーとしての自覚と自信が滲み出ている。
一方で、時折見せる人懐っこい笑顔に心を掴まれる。
人として成長するために当たり前のことをやり抜く

「ウェルビーイングで意識しているのは健康管理。なかでも良質な睡眠を取ることは意識をしていて、7〜8時間は取るようにしています。
あとは食事ですね。食べることが大好きで太りやすいので、タンパク質と脂質、炭水化物のバランスを考慮しながら食べたり、週3〜4回はジムに通っています。ただそれだけだとストレスが溜まるので、週3回ある会食の際は好きなものを食べています。それも大事なウェルビーイング」。
プライベートの習慣や仕事への姿勢まで非の打ちどころがなく、時間の使い方にもいっさいの無駄がない。たまにはジムをサボって配信ドラマをだらだら観たり、ギルティーな食事を摂ったりしないのだろうか。するとあの無邪気な笑顔をたたえながらこう返す。
「最近はほぼないですが、少し前までは夜お酒を飲んだあとにインスタントラーメンを食べたりしていましたね。翌朝めちゃくちゃ後悔していました(笑)」。
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