知識欲と行動欲を刺激する、由緒正しきタフな機械式

メカニカルダイバー 200m「NB6021-17E」。スーパーチタニウムケース、41㎜径、自動巻き＋手巻き。11万5500円／シチズン0120-78-4807

時代を経ても魅力衰えず、むしろ風格は増すばかり。そんなエターナルなチカラを秘める機械式時計は数あれど、真に頼れる国産ダイバーズを探し出すのは意外と難しい。

その限られた選択肢のなかでも最上位に位置するのが、プロマスターのメカニカルダイバー。尊敬と親しみを込めてフリークからは“フジツボダイバー”と呼ばれる、歴史あるタフウォッチだ。




そのユニークなニックネームは、1983年にオーストラリアの海岸で見つかった伝説的ダイバーズ「チャレンジダイバー」に由来。フジツボにびっしりと覆われた状態でも鼓動を止めない圧巻の機能性が話題を呼び、以降はシチズンが手掛けるダイバーズウォッチのハイスタンダードとして君臨している。

フジツボに覆われた状態で見つかり、なおかつ計時を止めなかったという伝説的ダイバーズ「チャレンジダイバー」がモチーフに。

翻って今作「NB6021-17E」は、偉大な先駆者の面影を再現。すり鉢状のベゼルやエンボス加工を施す文字板、格子柄のウレタンバンドなどにヴィンテージ的魅力が漂うとともに、ソリッドでモダンな外見にアップデートされた。

一方で、タフな魂はしっかりと継承。機械式ながらに200m潜水用防水を備え、ムーブメントは耐磁性能を強化した「2種耐磁」と呼ばれる仕様に。さらにケース素材にはシチズンならではの表面硬化技術が施された「スーパーチタニウム™」を採用し、内外ともに鉄壁の構えだ。

ニット3万9600円／アンデコレイテッド　03-3794-4037、パンツ5万5000円／ヘリル（にしのや　03-6434-0983）

語り継がれる海のエピソードで知識欲を刺激し、澄まし顔に潜むタフネスが行動欲をブーストするダイバーズ。好奇心旺盛な海好きにとって、最高の相棒ではないか！