【写真6点】「洒落者たちが選んだブランドと着こなし」の詳細を写真でチェックひと口に青シャツといっても、デザインはさまざま。大人カジュアルを清潔感あるベクトルへと導いてくれる絶対定番を、街角の大人たちはどう選び、着こなすのか? もちろん羽織るだけでキマる安心感のあるアイテムかもしれないけれど、もう少し工夫するだけでこれだけ格好良くなれる。そんなことに気付かせてくれる5人を紹介していこう。
① 青シャツもカーゴもひと味違う雰囲気がポイント
シャツ=アーチ Tシャツ=ヘインズ パンツ=フランス軍 シューズ=オールデン 帽子=トラディショナルアウトドアデザイン 眼鏡=ギュパール 腕時計=ロレックス リング=カルティエ リング2=古着
▶萩中さんのスナップをすべて見る萩中孝章さん(33歳)クリーンな青シャツと男くささが薫る軍パンを掛け合わせる。印象の異なるモノをあえて合わせるのはセンス良きコーディネイトにおける定石だ。だがここでもうひと工夫。シャツはバンドカラータイプ、カーゴパンツはポケットが大きく裾にアジャスターが付いたフランス軍支給品をチョイス。"アレンジ感"が随所に加わるだけで、シンプルスタイルはこうも見違える。
② ロロ・ピアーナのストライプシャツをきちっと、さらっと着こなす
ジャケット=グッドイナフ シャツ=ロロ・ピアーナ パンツ=コム デ ギャルソン シューズ=ナイキ×シーイー 帽子=カンゴール×フラグメント 眼鏡=オークリー×フラグメント 腕時計=カシオ ブレスレット=ゴローズ ブレスレット2、リング=ともにエルメス
▶池谷さんのスナップをすべて見る池谷哲志さん(52歳)仕立ての良さは格好良さに直結する。そう思わせてくれる、名門ロロ・ピアーナのストライプシャツコーディネイト。上までボタンを留めてきれいめにまとめながら、ジャパニーズモードのテーパードパンツでシルエットに変化をつけたのもセンス良く見える秘訣だ。頭にはハンチング、足元はハイテクスニーカーという対比ある小物使いにも注目したい。
③ パジャマシャツなら、リラックス感も醸し出せる
シャツ、バッグ、ネックレス=すべて古着 Tシャツ=ヘルムートラング パンツ=ディッキーズ シューズ=ドクターマーチン リング=ザグレートフロッグ
▶西澤さんのスナップをすべて見る西澤愼太朗さん(31歳)端正な青シャツのイメージを損なわず、リラックスしたムードも出してみせたのがコチラのパジャマシャツ。丸みのある襟は、今の季節ならコートやジャケットの下に着ても個性的に装うことができそう。西澤さんはインナーにヘルムートラングの総柄カットソーを入れてエッジの利いたアクセントともに装った。
④ セットアップに太ストライプでしっかりと個性を加えて
ジャケット、シャツ=ともにサカイ パンツ=グラミチ シューズ=ノースウェーブ 眼鏡=フォーナインズ バッグ=ポーター 腕時計=カシオ
▶今野さんのスナップをすべて見る今野さん(48歳)ダブルブレストのジャケット&ワイドテーパードパンツ、そしてシャツは太めのブルーストライプ。セットアップは簡単にサマになる一方でシンプルにまとまりすぎるきらいがあるが、シルエットや柄にちょっとした変化を加えることで個性的に装うことができることを証明した。そこに懐かしきノースウェーブの厚底スニーカーでダメ押しのアクセント! このセンス、普通じゃない。
⑤ ストライプシャツを只者ならぬ"味付け"とともに
シャツ、パンツ、シューズ=すべてユナイテッドアローズ Tシャツ=サーフファイト 眼鏡=オークリー 腕時計=オメガ ブレスレット=ノーブランド
▶須釜さんのスナップをすべて見る須釜 章さん(49歳)ストライプシャツにピュアホワイトのボトムス、そしてレザーシューズ。正当な着こなし方だが、只者じゃない雰囲気を出しているのが、随所に散りばめられた"味付け"の効果だ。例えばインナーにはあえて黒Tシャツを選び、ボタンは真ん中でひとつ留めるだけ、そして袖はざっくりと捲る。健康的に焼けた肌の色みやオールブラックのサングラスもまた、その要因だろう。
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青シャツにしか出せない安定感と清潔感ってあると思う。その魅力を失うことなく、自分らしさも保ちながらコーディネイトした5人を紹介した。マンネリを感じているならば、試す価値ありのテクニックが揃っているので、参考にしてもらいたい。