程良い“微光沢感”が着こなしのスパイスに
普段から、“今の気分にフィットするか”を自問して、服を選ぶという青木さん。柄物や派手な色を好むこともあるけれど、ことアウターに関しては、ベーシックなタイプを求める。
「派手なアウターはメンタルを消耗することもあるので(笑)、そこはベーシック派です。特に動きやすいダウンは、プライベートでもよく着用するアイテム。ただ、アウターに限らずなんでもそうですが、ベーシックななかに何かスパイスが効いているものが好きです」
ダウンジャケット3万6300円、シャツ9900円、カットソー6600円、パンツ1万1550円 /すべてビーミング by ビームス (ビーミング ライフストア by ビームス アーバンドック ららぽーと豊洲店 03-3532-3100)
シンプルなデザインでありながら、どこかキャラが立っている。程良い光沢を放つダウンは、まさに青木さんの好みの一着のようだ。
「一見落ち着いているのにちゃんと存在感がある。適度な光沢が本当にいい塩梅で、極端にギラついて見えないのがいい。気分をチューニングしやすいアウターだと思います」
アライドダウンをふんだんに使ったボディは、650フィルパワーを誇る本格派。インナーを過剰にレイヤードせずとも十分に暖かい。
「オフにふらっと出かけるときは、派手で気分が高揚するアウターはマッチしません。結局、自然体で安心感があり、高い機能性を備えたアウターが頼りになりますね」

一方、ウイスキー愛好家としても知られる青木さんは、撮影の合間に山間の蒸留所に足を運ぶこともしばしば。そんなときもこのダウンは重宝しそうだ。
「長期休暇を取るのが難しいので、仕事終わりに小旅行を兼ねて自然豊かな場所にある蒸留所を訪ねることがあります。そんなときにあると心強いのが、気兼ねなく着られて合わせやすいダウン。特に、これからの冷え込みの強い季節は心強いですから」

シャツとサーマルの上に無造作に羽織ってサマになる。オフの日の相棒に、まずは押さえておきたいアウターの筆頭といえよう。
3/3