使い勝手抜群のベストか、大人らしさのあるモッズコートか
ミリタリー由来のジャケットやコートは、秋冬らしいアウターの代表格といえよう。もしそこに使い勝手のいいベストが加われば、着こなしの幅はぐっと広がるはず。そんなリクエストに応える一着が、ヒステリックグラマーから登場した。
ベスト4万8400円、ジャケット6万6000円、カットソー1万5400円、パンツ3万9600円、ハット1万5400円/すべてヒステリックグラマー 03-3478-8471、電動自転車34万8000円/ムーブ 03-6555-2275
1950〜70年代に米海軍で採用されていた「G-8 WEP」をもとに、中綿仕様のベストへとアレンジ。Gジャンやシャツ、スウェットの上にさっと羽織るだけで、この時季らしいレイヤリングを楽しむことができる。左裾の上に付いた小さなワッペンが好アクセントだ。
表地はリサイクルポリエステルが原料のナイロンタフタ。植物由来の撥水加工を施した、サステナブルな素材である。中綿には、特殊な構造により高い保温性を発揮する「プリマロフト ブラック インサレーション ライズ」を使用。
使い勝手の良さと高機能を両立したベストなのである。
さて“モッズコート”の異名をとる「M-51」は、ファッションアイテムとして長年にわたり愛され続けているミリタリーアウターのひとつ。もちろん我々も大好きだ。ヒステリックグラマーで見つけたのは、落ち着いた雰囲気のブラックカラーである。
コート8万8000円、カーディガン3万7400円、カットソー1万7600円、パンツ3万9600円、スニーカー 2万4200円/すべてヒステリックグラマー 03-3478-8471
生地の質感もいい。経糸に綿、横糸にナイロンフィラメントを使用。これは「M-51」本来の生地ではなく、60年代の「M-65 パーカ」(フィールドジャケットの「M-65」とは別物)の素材を再現したもの。密度の高さと軽さが特徴だ。
製品仕上げにはバイオウォッシュ加工を施し、柔らかな風合いと独特の表情をプラス。アメカジにもセットアップにも絶妙にマッチして、大人らしさを演出してくれるモッズコートなのだ。
3/4