愛知出身だから1度はトヨタに。でも本命は……

向井さんが購入したのはレクサスのコンパクトSUV LBX「ビスポークビルド」。同シリーズのラグジュアリーモデルだが、実は本命の車ではなかったと話す。
「以前はジャガーに乗りたかったんです。それはダウンタウン松本さんの影響が大きくて。真っ黒のジャガーに乗られていたのが、かっこよかったんですよね。でも、僕が当時住んでいた家の駐車場には大きすぎたので諦めました。
YouTube撮影でレクサスを訪れたときに試乗したこのコンパクトSUVがよかった。運転しやすいし、かっこいいし、これかもなって。僕は愛知出身なので、一度はトヨタに乗りたいという思いもありました」。

黒いジャガーに憧れて、レクサスの車体もホイールも黒に統一した。
コンパクトSUVの名の通り「LBX」はレクサスの中で最も小さいモデルに分類される。まさに“小さな高級車”なのだが、そのサイズゆえに狭い道もすいすい走行できるのが利点だ。
「僕くらいの運転技術だと、このサイズは本当に運転しやすいんです。もっと大きかったら、もっと怖い目に合ってると思います。走行もスムーズだし、操作も簡単。燃費も17.8km/Lくらいなのでいいですよ。大きいSUVに乗りたい気持ちもありますが、最初の車がこれでよかった。当分は乗る予定ですね」。
向井さんが車の細部にこだわらない理由

「ビスポークビルド」のビスポークとはスーツを仕立てる際に出てくる専門用語。「顧客と仕立て職人が対話しながら、完全オーダーメイドで作る」ことを意味するが、向井さんもレクサスの担当者と一緒に、33万通りの組み合わせが可能な色や素材、仕様を選んだという。
「シートの縫い目のステッチの色や、縫い目の本数を1列にするのか2列にするのかまで選びました。僕はマジで何でもいいタイプなので、担当の方がいいと提案してくれるものを一つひとつお任せした感じです。
後はやっぱりチョコプラ長田くんの影響があります。内装が白なのは、彼の『内装が白はかっこええで』のひと言に従いました(笑)」。


向井さんは、車の細部にはこだわらない。そもそも車そのものが、購入の目的ではなかったようだ。
「時計も家も、欲しいと思ったことがなくて。物欲があまりないんです。だから車に強い興味があるタイプでもないんですよ。それでも今回、車を買うことにしたのにはいくつか理由があって。ひとつはラジオの仕事に関係しています。
月曜から木曜の朝にラジオをやっていますが、ラジオって楽屋がないんです。だから、次の仕事まで時間が空くと、いる場所がない。局の地下に停めておけば車内で時間を過ごせるし、座席を倒せば寝られます。冗談抜きで、楽屋として買ったっていう感じでもあるんです」。
「ラジオのゲストに来る方に関係する本を読むことが多いですが、最近は朝井リョウさんの 『イン・ザ・メガチャーチ』を読みました。面白かったですね」。
3/3