④ シルエットだけでなく、ブランドでもギャップを付ける

ジャケット=クレッタルムーセン パンツ=コム デ ギャルソン シューズ=ニューバランス 帽子=シュプリーム 眼鏡=ハフマンスアンドノイマイスター ブレスレット=ノーブランド リング=シャネル
▶江崎さんのスナップをすべて見る江崎 仁さん(36歳)アウトドアなシェルはピタッとジャストサイズの一方、ギャルソンのパンツはというとテーパードがキツめのバルーンシルエット。フィット感もそうだが、ブランドのテイストにも“差”を設けるだなんて、相当な策士だ。
そしてシュプリームのキャップはレパード柄でまたも意表を突いたセレクション。こういう驚きがファッションを豊かにしていくのだろう。

⑤ 懐かしきスケーターのようなシルエット

Tシャツ=ウィリーチャバリア デニム=不明 シューズ=ダブレット×ディーシーシューズ 帽子=エニシング バッグ=ナナミカ ネックレス、アクセサリー=ともにノーブランド 靴下=ダブレット
▶大嶋さんのスナップをすべて見る大嶋篤志さん(42歳)ビッグシルエットの長袖カットソーに90年代のスケーターのような極太&ロングなデニムショーツを合わせた大嶋さん。遊びはそれだけにあらず。異なるテイストのネックレスを重ね付けしたり、チラリとビビッドカラーのソックスを見せたり、気になる小物テクニックが次々と出てくる。
全身のカラーリングを合わせるなら、小さな遊びを散りばめるのは常套テクニック。ときには、これだけユニークなもので飾っても楽しいのだ。
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全身シンプルな色使いだからこそできる、ファッションを豊かにしてくれるテクニックがたくさん見つかった。これが飽きずに長く全身黒を楽しむための秘訣なのかも。もしマンネリを感じていたならば、挑戦してみてほしい。