
右・左・正面、どこから見てもブラック。その格好良さはご存知かと思うが、理由はそれだけじゃない。シンプル好きでセンスのいい男に共通するのが、シルエットメイクのウマさだ。一色でも実に多彩な着こなしが出来るようになるためのヒントを5人の男から見つけよう!
【写真11点】「黒好きたちはシルエットメイクが秀逸だった件」の詳細を写真でチェック① メゾン マルジェラを主役にした個性的黒

ジャケット、シューズ=ともにメゾンマルジェラ シャツ=コムデギャルソン パンツ=ノーブランド バッグ=バグゥ
▶MALIHAOCHUNさんのスナップをすべて見るMALIHAOCHUNさん(25歳)ノーカラージャケットやタビのレザーシューズなど、色数を抑えた着こなしだからこそ“遊び”が利いてくる。そのうえ、上はジャストサイズで下はワイドという緩急もある。だからこそ、ほかとは違った個性が生まれるのだ。
それにしても、バッグまで黒で染める一方、アイウェアはクリアフレームという無色をアクセントにした高等テクニックにも注目したい。

② 素材とシルエットの良さが際立つ全身コモリ

ジャケット、ニット、パンツ=すべてコモリ シューズ=グイディ バッグ=アエタ 腕時計=ロレックス
▶中川さんのスナップをすべて見る中川直樹さん(50歳)コモリは極力デザインを削いで素材の素晴らしさやシルエットの上手さが際立つアイテムを得意としている。それだけに、ジャケットやニット、パンツをブランド合わせで楽しめば、その魅力をより実感できると思う。
ブラックスエードのブーツはグイディ。こちらも足が美しく見えるシルエットが特徴だ。そして腕時計のダイヤルまでブラックでまとめるこだわりっぷりには感服。

③ タックインやセンタープレスといった小技で黒攻略

ジャケット=スティルバイハンド Tシャツ、靴下=ともにユニクロ パンツ=カラー シューズ=オールデン 帽子=エイチアンドエム 眼鏡=ジャックデュラン
▶杉田さんのスナップをすべて見る杉田慎二さん(47歳)ジャケットスタイルのインナーにしたTシャツをタックインするだけでもシルエットに変化が付いていい感じ。そのうえ、パンツにしっかりと入ったセンタープレスが縦のラインを強調して、いっそう目を引くコーディネイトに仕上げてくれた。
グレーのソックスにローファーと、足元はクラシックな一方でアタマにはキャップというカジュアルさがいいギャップを生んでいる。
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