ミリタリーやワークといったメンズライクなテイストを、ヴィンテージミックスで着こなした長濱さんらしいスタイル。「男性らしいアイテムも、全体にゆったりとしたサイズ感なら可愛く着られます」。武骨なアースカラーで統一し、シルエットの妙で自分らしく楽しむ。シャツ5万600円/ペンドルトン pendleton.jp/pages/contact、パンツ4万4000円/シュール 03-5468-5966、ジャケット16万5000円/ヨーク(エンケル 03-6812-9897)、ブーツ8万8000円/ディスカバード 03-3463-3082、ベルト1万2100円/レフィエ(フラッパーズ 03-5456-6866)
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すべての写真を見る読書、ひとり旅、ヴィンテージ家具の収集、フィルムカメラ、レコードやカセットテープでの音楽鑑賞……。長濱ねるさんの“自分なりの愉しみ”を聞くと、意外にもアナログ嗜好なことに驚かされる。
「好きになったものは、とことん掘りたくなる性分です。そうなった背景には、旧車が好きだった父や、幼少の頃に住んでいた歴史ある長崎の街の影響があるような気がします」。
今回のテーマであるラグジュアリーについて、“自分の物差しで、豊かだと思えるもの”と言い換えたなら、長濱さんは、もうすでに手に入れているのかもしれない。服選びに関しても、自分なりの物差しを常に大切にしている。
「10代の頃から、性別で服を選ぶことはなくて。それがメンズの服だったとしても、ときめいたら着る。スタイルが良く見えるとか、そういうことは気にしないで、多少サイズが合っていなくても、とりあえず袖を通してみます。
そんなときめきに出逢いたくて、時間があるときは古着屋にもよく行きますし、最近はヴィンテージ家具の収集も楽しんでいます」。
直感を頼りに、まずは気になったものを身に着けて、自分にフィットしたら歴史や成り立ちまで調べる。感性と探究心。そんなフィルターを経て、長濱さんは自分なりの“贅沢品”にたどりついているようだ。
「あまりそういうことを意識して物を選ぶことはありませんが、性別やデザイン、周囲の意見を気にして躊躇するよりも、自分に正直に手に入れた物と付き合うと、世界が広がっていく感じがして、とても贅沢だなと感じます。
最近も古いフランスの映画館にあった椅子を2脚手に入れたのですが、木の温かみや汚れも含めて愛着が湧いてきて。ちょっと座りにくいけど、それも含めて部屋にあることで、豊かな気持ちにしてくれます」。
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