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カイ・レニーさんにとってのFUN-TIME

カイ・レニーさんにとってのFUN-TIME


さて、そんなカイは海とともに1年を過ごす。このインタビューもインドネシアで良い波を追いかけているタイミングで行われた。もう少しすればホームに戻るといい、以降は10月から始まるハワイのビッグウェーブシーズンに集中する。
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「地元にいるときは、仲間と一緒に海を楽しむことが多いね。この何気ない日常が僕にとって、最高に贅沢な時間なんだ。

あと、波や風を追う以外に家族との時間を大切にしているよ。なかでも子供たちと過ごしていると、自分の子供時代をもう一度味わえているようで幸せな気分になる。

それに彼らは僕に似てアウトドアが大好きだから、海の穏やかな日に一緒にビーチへ行き、小さな波で遊ぶだけでとても充実した時間を送ることができる。そのときに味わう楽しさは、タヒチのような美しい場所でパーフェクトな波にライドしたときと変わらないといえるくらい。それほど僕には大切な瞬間なんだ。
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いつか一緒に波や風を求めて世界中を旅できるようになるといいと思っている。その日が来るのが本当に待ち遠しいんだ」。

冬は地元マウイ島での時間を大切にし、それ以外は国外の海で過ごす。話を聞いていると、カイの日常にはじっとしている時間が少しもないように思える。

常にアクティブな状態でいる日々。しかしカイにとってそれは、FUN-TIMEばかりで占有された、極上の“FUN-LIFE”なのだ。
カイ・レニー●1992年、ハワイ・マウイ島生まれ。両親の影響から6歳で始めたウインドサーフィンをきっかけに、あらゆるオーシャンスポーツに精通するウォーターマンに。YouTubeチャンネル「Life of Kai」では、彼のエネルギー溢れる生活に触れられる。

OCEANS11月「やっぱりデニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

小山内 隆=文

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