
いい影響はタグ・ホイヤーからも受けているという。
「彼らは高級ウォッチの世界でナンバーワンを常に目指していて、その姿勢に共感するし刺激をもらうんだ。僕もウォーターマンとして、そのような存在でい続けたいからね」。
貪欲な姿勢は進化を促し、近年はビッグウェーブ界でも注目株になっている。2020年2月にはポルトガルのビッグウェーブスポット、ナザレで開催されたトーインサーフィンの世界大会で優勝。ビッグウェーバーとして歴史に名を刻んだ。
美しいブルーを纏い、海の薫りを放つタグ・ホイヤーのダイバーズモデル。エレガンスに加え、海中でも高い視認性を発揮するなど、優れた機能を備える。冒険心に溢れるカイが信頼する、至極の海時計なのだ。「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300」SSケース、42㎜径、自動巻き。58万8500円/タグ・ホイヤー(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 03-5635-7030)
ライドしたのは高さ20m超の波だ。興味深いのは、そうした極限の状況においても、腕元には時計があること。
愛用するのは「アクアレーサー」。過去に何度かビッグウェーブでミスをし波に巻かれたこともあったが、パートナーの性能は少しも狂わず、正確に時を刻んでいたという。
究極的にタフであり、目にすれば美しい。ともに数々の旅をし、エピックライドを刻んできた「アクアレーサー」は、今や家族同然の存在なのだという。
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