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すべての写真を見る世界的なウォーターマンで、タグ・ホイヤーのアンバサダーを長く務めているカイ・レニーさん。
世界の海で行う活動に加え、普段のFUN-TIMEについて語ってもらった。
「今の自分になれたのは育った環境のおかげ」
例えばロサンゼルスの高級エリア、ヒップな薫りがムンムンのビバリーヒルズに巨大なビルボードが飾られ、そのビジュアルがサーフィンだったということがある。
ラグジュアリーなブティックが軒を連ねる超ハイエンドシティのど真ん中で、ブランドイメージを海で訴求する。タグ・ホイヤーとは、かねてよりそのようなアティチュードをさらりと見せる、スイスの高級ウォッチブランドだ。
そして10年近く、タグ・ホイヤーのアンバサダーを務めるのが、世界を代表するウォーターマンのカイ・レニー。幼少期にウインドサーフィンを始めると、サーフィン、カイトサーフィン、SUPなど“あらゆる波乗り”を追求。波と風に乗り、海を謳歌してきた人物だ。
実力はコンペティションシーンでもワールドクラスであることを実証済み。SUPレースで世界王者に輝いたことを筆頭に、いずれのフィールドでもトップパフォーマーの実力を示してきた。
「今の自分になれたのは育った環境のおかげ。素晴らしい風が吹き、ファンウェーブもある美しい海に囲まれたマウイ島で育ったから、マルチに海のスポーツに触れられたんだ。
もし故郷がほかの場所だったら、それがたとえオアフ島であっても今の僕はいないだろうね。オアフはグッドウェーブの宝庫だからサーフィンに夢中になっていただろうけど、並行してほかのオーシャンスポーツは追求しなかったと思う。
結局のところ、身を置く環境に多大な影響を受けているということさ」。
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