[VARIATIONS]“表”も“裏”も楽しむ4本
時計のハイライトは、“表”だけではない。“裏”、つまりムーブメントの美しさにも、名門が長年培ってきたクラフツマンシップが惜しみなく注がれている。
ここでは、そんなこだわりの逸品をピックアップ。
K18WGケース、38mm径、自動巻き。1416万8000円/ピアジェ 0120-73-1874
「ピアジェ/ピアジェ ポロ 79」1979年に発表された初代「ピアジェ ポロ」をオマージュした最新作。ゴールドを切削して生み出されたケース&ブレスレットのゴドロン装飾は、大胆かつ優美な存在感を放つ。

搭載する自社製ムーブメント「Cal.1200P1」は、裏蓋から覗くスケルトン仕様。熟練職人の手作業による繊細な装飾は、機能美と芸術性を高次元で融合させている。
K18ローズゴールドケース、38mm径、自動巻き。422万4000円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座 03-6254-7211)
「ブレゲ/クラシック 5177」ゴールドケースに漆黒のグラン・フー エナメルダイヤルを配した気品漂う大定番。搭載する自動巻きムーブメント「Cal.7775」は、シリコン製ひげゼンマイを備え高精度を誇る一方、仕上げの美しさも際立つ。

ブリッジにはコート・ド・ジュネーブとペルラージュが、ローターには特別なギョーシェが人の手によって繊細に施されている。
K18WGケース、39.5mm径、手巻き。1161万6000円/A.ランゲ&ゾーネ 0120-23-1845
「A.ランゲ&ゾーネ/1815 クロノグラフ ホワイトゴールド750」ムーブメントの造形美において、時計界屈指のクオリティを誇るA.ランゲ&ゾーネ。簡潔なダイヤルデザインを採用するこの手巻き式クロノグラフは、表だけでなく裏も圧巻だ。

ムーブメントの複雑な立体構造はもちろん、各パーツの精緻な装飾が大きな見所。職人の矜持を堪能できる一本である。
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