「サーフな気分」を品よく格上げする大人のショーツスタイル

パンツ=リーバイス551ZXX カーディガン=へリル シャツ=マーティ&サンズ Tシャツ=ヘインズ シューズ=オールドヴァンズ
今回、山越さんが披露してくれたのは、程よい色落ちが渋いビッグサイズのショーツを軸にしたコーディネイト。
「サーフな雰囲気はのせたいけれど、『THE サーフ』な感じは出したくない。そんなとき、リーバイスのショーツがちょうどいいんです。そこへ上質なカシミアのカーディガンやクラフト感のあるシャツを取り入れ、リラックスしつつ上質さを出すのが自分らしいスタイルなんです」。

そして、スタイルを格上げするもう一つのキーが、シルバーアクセサリーだ。

「デニムとシルバーアクセとの親和性の高さは昔から言われていますが、最近よく身につけているのは『市松』のネイティブシリーズです」。


「ネイティブジュエリーのようなスタンプワークではなく、一打一打、手作業で打ち、磨きをかけて面取りをしている。その風情が、全体の着こなしに質の高さをプラスしてくれるんです」。
トレンドに流されることなく、「昔の方が良かった」と過去を美化することもない。その両極の良さを知ってこそ、真の目利きは養われ、素敵なものに出合える。山越さんのリーバイス選びは、時代を超えて愛せる本質とは何かを教えてくれるのだ。