
▶︎
すべての写真を見る結論から言えば、デニムに合わせる服は普通でいい。
レザージャケット、ブレザー、カーディガンにボタンダウンシャツ。どれも馴染みのアイテムばかりだが、サイズ感や色使いは時代のムードに合わせたい。それが古臭く見えないコツだ。
さらに言えば、そこにスタイルがあればもっといい。例えば映画『My Own Private Idaho』の、リバー・フェニックスとキアヌ・リーブス。彼らが格好良く映るのはスタイルがあるから。
スタイルとは「自分らしさ」だ。この3人のスタイリングにも、同様の「らしさ」がある。
黒田 豊と「A.P.C.」&「デンハム」のデニム

デニム5万2800円/A.P.C. 0120-500-990、ジャケット88万円/ビズビム 03-5468-5424、ニットポロ6万1600円/イレーヴ 03-5785-6447、カットソー1万5620円/サンスペル 050-3562-1860、サングラス5万3900円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン 0120-990-307)
「A.P.C.」のデニム
× レザージャケットA.P.C.の新作は、太さも色落ちもちょうどいいバギータイプ。いろんなデニムを経験してきたからこそ、このデニムの良さが理解できる。いわば“得難い普通”なのだ。
合わせたレザーブルゾンもまたベーシックなデザイン。だがよく見れば、極上のレザーにこだわりのユーズド加工を施した逸品だとわかる。
デニムもレザーも、着ている自分だけがその圧倒的なクオリティを実感できる。黒田さんのリラックスした表情から、その余裕が垣間見えるのだ。
デニムジャケット8万2500円、デニム6万4900円/ともにデンハム(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)、シャツ1万7600円/トミー ヒルフィガー 0120-266-484、カットソー1万7600円/ヒステリックグラマー 03-3478-8471、その他私物
「デンハム」のデニムセットアップ
× オックスフォードシャツ上下デニムの着こなしは決して簡単じゃない。デザインや色落ち、サイズ感など、あらゆる要素に“今の雰囲気”が必要だから。
そんな必要条件を完璧に満たしているのが、デンハムのカバーオール&ペインターパンツ。上下ともにゆったりしたシルエット。その自然な色落ちとダメージ感に、古着好きの黒田さんも納得の様子だ。
インナーにはベーシックなオックスフォードシャツをチョイス。デニムのタフな質感とマッチしつつ、都会的な抜け感を演出してくれる。
黒田 豊●フリーのプランナーとして活動。デニムはジャストレングスではくのが好き。息子ともどもサッカー好き。
2/3