
凝り固まった頭で考えればアンバランス。ただし、季節の境目が曖昧な昨今においては、いたって真っ当なコーディネイトではないか。スウェットシャツとショーツを組み合わせて、ラクに気ままに装う。開放的かつ合理的、やっぱモダンに見えるよね。
【写真8点】「スウェットシャツにショーツ合わせコーデ」の詳細を写真でチェック① ギャップをフルに活かす、揺るがぬ基本

スウェット、キャップ=ともにフレッシュサービス ショーツ=ノーブランド スニーカー=ニューバランス バッグ=ブリーフィング 眼鏡=ギュパール アイウェア、腕時計=ともにパネライ
▶小松さんのスナップをすべて見る小松大輔さん(45歳)色使い、シルエット。ぶっちゃけ、このふたつの基本を押さえておけば大体のスタイルはまとまって見える。例えばこんなふうに、ネイビーを軸にゆるくまとめればいったんOK。
そのベースがあるからこそ、スウェットシャツとショーツのギャップある合わせがいっそう活きてくる。で、こだわりの時計選びで画竜点睛を欠かず。完璧。


② 上下のディテールでさらっと主張

スウェット=ビズビム Tシャツ=ヘインズ ショーツ=ワイルドライフテーラー 靴=レッドウィング×ノンネイティブ サングラス=ジュリアスタートオプティカル
▶鈴木さんのスナップをすべて見る鈴木雄大さん(30歳)V字ガゼットのオーセンティック感、ざっくり落ちた肩のリラックス感。ディテールで違いを生むスウェットに、カーゴポケットで主張するショーツをさらりと。
パンツと比べてやや重めのトップスとバランスをとるように、足元には重厚なハイカットブーツをチョイス。全身の少ない色数が、ナチュラルなシュッと見えを叶える。


③ 小技と小物でシンプルを格上げ

スウェット=ファニーボーン ショーツ=ディッキーズ 帽子=ニクソン 眼鏡=金子眼鏡
▶永井さんのスナップをすべて見る永井康之さん(33歳)裾を軽くロールアップして、オーソドックスなワークショーツを自己流に見せる。シンプルスタイルに隠された洒落者の流儀、まずはその辺をお見逃しなく。
デカバッグ、ラインソックス、ピンポイントで取り入れたキャップのイエローなど、ウェア以外の選びにも確かなこだわりが。この辺もまた、シンプルを格上げする秘訣だ。
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気候が微妙であれば、その曖昧さに素直に寄り添えばいい。そんな気持ち良さすら漂わせる、スウェットシャツとショーツのコーディネイト。このスタイル、むしろ今こそが限られた旬の時期。後悔のないよう、味わい尽くそう!