趣味は釣り「本当は釣り具でいっぱいにしたい」

ナダルさんの趣味は釣り。吉本興業所属の若手芸人で構成される「よしもと釣り部」の中心メンバーでもある。取材日の前日は福島の桧原湖でスモールマウスバスを釣ったという。

「釣りはめっちゃ楽しいですよ。いろんなタイプの釣りがあるので飽きないし。バス釣りは釣れないのが当たり前みたいなところがあるので、ゲーム性が高い。釣れたときの喜びは大きいです。昨日はピスタチオ伊地知さんと『よしもと釣り部』のロケで行ってました」。



ナダルさんのデリカは外も中もシンプルで、強いこだわりは感じられない。フィッシングギアを遠慮がちに載せているのも、家族への気遣いがあるからだ。

「カスタムはしてません。基本はあまりいじりたくないタイプです。ただ、タイヤを変えてリフトアップくらいはしたいなと思ってて。ただそうすると、子どもが乗るときに大変でしょう。車の中も本当ならもっと釣り具でいっぱいにしたいんですけど、いまのメインはやっぱり家族なので。

妻ですか？ 妻もデリカを運転しますよ。アクセルはめっちゃ踏み込むし、エコモードもしないから、多分燃費は悪い（笑）。でもそこは自由にしてもらってOKです。安全に帰ってくることが第一なんで」。

今年3月に雪道で起こした自損事故

エコで安全な運転を心がけるナダルさんは、追い越し車線もほとんど使わない。だが今年3月、雪が降る道中に痛々しい自損事故を起こしている。

「チェーンをきつく締めすぎたのか、走行中に切れたチェーンがぶつかって、フロントフェンダーがばっこーんなくなって、粉々に散りました。タイヤにチェーンをつけたら2、30kmで走らなきゃいけないらしいんですよ。知らないで法定速度の50kmで走行してました。慣れない地方の運転は気をつけなきゃダメですね。その夜に家族で泊まる宿代より修理代の方が高くつきました」。
 

車中で聞く音楽は？「ゆりあんの『極悪女王』の曲も聞きますし、B’z、椎名林檎とか……。生まれ故郷の山形を走ったときは、幼少期に合唱で歌った曲を流しました。染みました〜」。

同乗していた家族にもナダルさんにも何事もなかったのは不幸中の幸いだったが、慣れない寒冷地に行くときは本当に気をつけたいところ。

「奥さんが天真爛漫なタイプで助かりましたね。アクシデントが起きても、これはこれでって受け止められる人なんで。その点、父親は違いました。遊園地に行った帰りに渋滞にはまったんですけど、我慢できなくなってシャリオのアンテナを引きちぎりましたから。いまでも覚えている嫌な思い出です（笑）」。




カスタムをしていないナダルさんの黒いデリカは、見た目のシンプルさとは裏腹に誰よりも強いデリカ愛が感じられた。最後にナダルさんからひとこと大企業へラブコール。「三菱さん、CM待ってます！」