70年を超えるパートナーシップが支える

©︎Luján Agusti/National Geographic
そもそも、ロレックスとナショナル ジオグラフィック協会の関係は、70年以上にわたり続いてきた。そこには「探検の精神を未来につなぎ、地球を守る」という共通の理念がある。
ロレックスが取り組む「パーペチュアル プラネット イニシアチヴ」のもと、海洋保護、環境再生、科学・医療など多様なプロジェクトを支援している。たとえば、シルビア・アール率いるミッション・ブルーでは2030年までに海洋の30%を保護する目標を掲げ、環境写真家クリスティーナ・ミッターマイヤー&ポール・ニックレンは数百万点の記録を残し、コーラル・ガーデナーズはすでに10万本以上のサンゴを植え付けている。
南米ではリワイルディング・アルゼンチンやチリの活動を通じて、560万ヘクタールもの自然環境を守ってきたのだ。
◇
ペンギンのコロニーに新たな光を当てたボルボログルとグレゴリーの物語は、自然保護の最前線が単なる科学や映像表現ではなく、「いかに人々に伝えるか」というサイエンス・コミュニケーションの挑戦だ。
環境保護は、遠い世界の話ではない。誰もが地球を守る旅の一員になれる。ふたりの活動家の姿は、そんなメッセージを未来へと届けている。