引退後に出合った、新しい相棒

落ち着いたグレーのボディの「アウディ Q4 e-tron」は、シックで大人に相応しい一台だ。
「前に乗っていたのもQ4で、カラーは白でした。でも今回は少しグレードを上げて、シックな色味にしました。街を走っていても落ち着いていて上品だなと感じられる、ボディの雰囲気がお気に入りです。インスタに写真を上げたときも、思った以上に反響があって。“伸二がEV!?”って驚かれて、結構バズったんですよ(笑)」。

「家族でのお出かけは、大型犬2匹のために“ワンちゃんカー”を使います。だからこのQ4 e-tronは、ほぼ自分専用。ひとりで出かけたいときや、ちょっとした移動のときに乗る、特別な一台なんです」。
休日の午前、犬の散歩を終えてフラっと乗る、そんな気軽さにこの車はマッチする。

余計な飾りはいらない。小野さんが車選びで大切にしているのは、自分にしっくりくるかどうかだ。
「このQ4 e-tronは、特別なカスタムはしていないんです。改造に興味がなくて、インテリアも機能もノーマルのままで十分満足しています。むしろ、そのシンプルさが心地いいですね」。

「初めてEVを走らせたとき、その静けさにハッとしました。ガソリン車との違いはやっぱり音。エンジン音がまったくないから、最初は『歩行者が気づかないんじゃないか?』と戸惑うほどで。
でも走り出すと驚くほどスムーズで、ガソリン車のように“ドンッ”と出るのではなく、“スーッ”と前に進む感覚なんですよね。まるでジェットコースターに乗っているような気持ち良さがあります。路面の揺れも少なくて、本当に滑るように走るから、初めて体験する人はきっと驚くと思います。個人的にも、人に勧めたいですね」。
そんな空間に欠かせないのが音楽だ。静かなEVの車内に、澄んだメロディが心地良く鳴り響く。
「車内でよく流しているのは『Mr.Children』。桜井さんとは実際に一緒にボールを蹴ったこともあるので、特別な思い入れがあります。窓を少し開けて海沿いを走りながらミスチルを聴く。それだけで、日常が贅沢な時間に変わりますね」。
3/5