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夕食はすき焼きのルーツ「明治の牛鍋会席」


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お待ちかねの夕飯はリニューアルした半個室の食事処でいただく、「明治の牛鍋会席」。

文明開花のシンボル的存在ともいえる牛肉を使用した、すき焼きの元祖とされる鍋がメインのコース料理だ。箱根温泉は横浜からいちばん近い温泉地だったこともあり、かつて欧米人や上流階級の人たちが足を運び、早い時期から西洋料理が親しまれていたという。


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コース料理は、旅人や飛脚が持ち物を納めて担いでいた「挟み箱」をモチーフにした木箱に「甘酒ヴィシソワーズ」や季節の八寸が盛り込まれたものにはじまる。甘酒は旅人が箱根峠でよく飲んだドリンクでもあり、随所に歴史を感じさせるメニューである。

メインの台の物「明治の牛鍋」が現在のすき焼きと異なるのは、厚切りの牛肉と割下が味噌仕立てという点。新たな食文化であった牛肉はまだ薄切りという調理法もなかったのかもしれない。おなじみの卵をつけて味わってほしい。
6/6

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