インディゴ派がブラックデニムに惹かれたワケ

インディゴブルー派を貫いてきた水村さんを振り向かせたのは、デニム生地ならではの黒の表情だった。
「これまで穿いていた黒パンツは、ディッキーズのような分かりやすい真っ黒が多かったんです。でもデニム由来の黒は濃淡があって深みがある。スミ黒っぽい色合いにも惹かれましたね。あとは、手前味噌ですが別注のアイデア自体にもグッときました」。
ヴィンテージから新品へ。インディゴからブラックへ。嗜好は変わったが、合わせるトップスにルールを設けることはない。

「このジーンズにはこのTシャツ、といったMyルールはありません。リーバイスのジーンズはとにかく何にでも合う(笑)。ちなみに今日のTシャツは、アメリカのインディペンデント出版社・フレンドエディションズのもの。白地に白プリントで超シンプルですが、ジーンズと合わせると不思議と淡白には見えません」。
ジーンズ=リーバイス×ビームス Tシャツ=フレンドエディションズ シューズ=ノースウェーブ
今回のコーデはジーンズに白T、足元はボリューム感あるスニーカーというシンプルなスタイル。だが同色ロゴや小さな工夫が随所に効いている。
水村さんは、そんな着こなしを支えてくれるリーバイスジーンズを“超スタンダード”と表現し、揺るがぬ信頼を寄せる。


「リーバイスジーンズは“スタンダードなところ”がいい。歳を重ねるほど、それを再認識できるんです」。
その言葉どおり、リーバイスジーンズはアメカジ好きや古着好きはもちろん、かつてのBボーイまでも惹きつけてやまない。その幅の広さこそ、ブランドが語るすべてなのだろう。