「ガスト」のピッツァのクオリティが凄い

先ほど触れたように日本でも美味しいピッツァが食べられる。チェーン店のピッツァもかなりレベルが高い。サイゼリヤのピッツァは広く愛食されてると思うけど、実はサイゼリヤ以外にもイタリア現地のピッツァに近くて、同じような喜びを感じられるチェーン店がある。
それは「ガスト」だ! イタリア人として、ガストのピッツァはいつもウキウキしながら、楽しく味わえる。

出てきた熱々のピッツァは厚みのある耳、具の豊富さ、伝わってくるこだわりを見るとイタリア現地のピッツァ屋さんに飛んだような気分によくなる。大きさ、値段、食べ応え、生地の食感から見るとファミレスの中でいちばんテンションが上がる。
サイゼリヤのようにアレンジもできるから、マルゲリータピッツァを頼んでフライドポテトを乗せちゃった日には、ピッツァ天国へひとっ飛びだ。

ガストのピッツァはファミレスという業態でありながら、専門店に負けないほどクオリティが高い。なぜピッツァ屋さんに負けないかというと、実はいくつかの理由がある。
ガストはピザ生地に特に力を入れているようで、総額8億円をかけて開発したというこだわりの生地。全粒粉を加えることで、香ばしさと風味をアップさせているそう。イタリア現地のように表面はサクッと、中はもちふわっとした食感を実現している。

特殊な製法の部分もある。職人の手の動きを再現した機械を使用してきめ細かくこねることで、ふっくら感を出しているのだ。人間か機械かわからないほど、完璧な作業になる。
工場で一度焼いたピザ生地を瞬間冷却して美味しさを閉じ込め、店舗では注文を受けてから再度、高温のオーブンで焼き上げるという独自の製法がとられているようだ。フレッシュなトマトソースは、加熱せず、フレッシュさを前面に出したソースへと改良されている。
最後の秘密は、なんとピッツァマエストロ監修だということ!「ナポリピッツァ職人協会」認定のマエストロが監修しているということで、イタリア人の僕の舌が「本物だ!」と証明している。

ガストのメニューの中でも、もちもちのパスタも美味しくて、ミートソースは濃厚でクセになる。イタリア・プーリア州のワインも200円以下から頼めるから、まるでイタリアへのプチ旅行を体験できて最高に楽しめる。

500〜700円台の美味しいピッツァを気楽に食べたいなら、ガストのマルゲリータはいかが? 日本のチェーン店で食べられるピッツァの中で「ナポリピッツァ職人協会」認定のマエストロが監修しているガストで、イタリアへの扉を開けるかも。
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