【晩夏】バンドT×ワークパンツの定番をアップデート

夏でもはきたいジーンズ。今回鈴木さんが手に取ったのは、カーハートのジーンズを内田商店で黒染めした一本。



「手に取ったときは少し大きめに感じましたが、実際にはいてみるとすっきりとしたシルエット。野暮ったさはなく、かといって窮屈さもない。丈感もほどよく、ワンクッションする程度なので大人にちょうどいい一本です」。

そこに鈴木さんは プリンスのバンドT を合わせた。

Tシャツ＝古着　タンクトップ＝フルーツオブザルーム　シューズ＝ヴァンズ　サングラス＝アヤメ

「大人がバンドTというと少し身構えるかもしれませんが、オールブラックなら自然に馴染むと思います。それに“好きなものを着る”という高揚感も得られますしね。僕はプリンスに強烈なシンパシーを感じているので（笑）」。

70年代後半から2000年代初頭にかけ活躍したミュージシャン、プリンス。バンドTの定番であるビートルズやセックスピストルズ、ニルヴァーナなどが根強い人気を誇る中、あえてプリンスを選ぶ意外性がスタイリングに新鮮さをもたらす。



「オールブラックは重く見えがちですが、このTシャツはプリントが良いアクセントになっています。ボックスシルエットでゆったりめですが、袖丈はややタイト。ショルダーが落ちた独特の形なので、古着にありがちな“ダボダボ感”はなく、今っぽく着られます。黒は全体を引き締めますし、夏の汗対策にも安心ですね」。



もし黒×黒の組み合わせが重たく感じるなら、インナーに反対色のTシャツやタンクトップをレイヤードして、抜け感を加えるのもおすすめだ。