連載「鈴木真悟のVintage Clothes Cruise」とは……19SOディレクター・鈴木真悟さんが今気になる古着店を巡る本連載。今回は東京を飛び出し群馬へ。そして、ゲストには俳優やアーティストの衣装を数多く手がけるスタイリスト・宮島尊弘さんを迎えた。
【写真23点】「 群馬・内田商店で大物スタイリストがガチ惚れした古着3選」の詳細を写真でチェック
右●鈴木真悟。1982年生まれ。「サタデーズ ニューヨークシティ」で活躍したのち、2020年に独立。「19SO(ナインティーンエスオー)」を設立する。左●宮島尊弘。1970年生まれ。専門学校を卒業後、さまざまな職を経て渡英。帰国後はスタイリストとして多くのアーティストや俳優のスタイリングを担当。二人は公私共に仲の良い先輩・後輩の間柄。
二人が向かったのは、高崎ICから車で10分ほどの「ジャンティーク内田商店」。中目黒の名店「ジャンティーク」に続き、オーナーの内田 斉さんが2019年に地元でオープンした2号店だ。
訪れたのは……「ジャンティーク内田商店」
「ジャンク」と「アンティーク」を掛け合わせた店名の通り、希少な古着から新品まで幅広いラインナップを誇る。倉庫を改装した広大なメインスペースと、中目黒店を思わせるサブスペースの二部構成だ。
住所:群馬県高崎市貝沢町1315-3営業:11:00〜19:00休日:無休HP:https://jantiques19u.buyshop.jp/ 古着界のレジェンドが手掛ける群馬の名店
鈴木 こんにちは。
宮島 内田さんお久しぶりです。
内田 どうも、こちらこそ。
内田 斉。1969年生まれ。原宿の老舗古着店「サンタモニカ」で18年間勤務。独立後の2005年、中目黒に「ジャンティーク」を立ち上げ、ファッション業界を中心に絶大な支持を集める。2019年、地元・群馬県高崎市に2号店「ジャンティーク 内田商店」をオープンし、一躍話題に。
鈴木 いや〜、想像以上に広いですね。
内田 倉庫まるまる一個分ですからね。
鈴木 前から来てみたかったんですよ。宮島さんと内田さんは長い付き合いなんですか?
宮島 もう30年近いね。サンタモニカで内田さんに会ったのが最初。当時、犬を連れて原宿や渋谷を歩いていて、その姿はちょっとした名物だった。
内田 懐かしいな(笑)。
鈴木 高崎にお店をオープンさせたきっかけは?
内田 倉庫を地元に移そうと探していたら、この物件に出合ったんです。広すぎて倉庫だけじゃもったいない。それで店をやることにしました。奥の壁に敷き詰めた木箱の棚は、中目黒の倉庫にあったものを積み上げたんです。収納なんですが、隠さずそのまま見せるようにしました。
鈴木 どんなアイテムを揃えてるんですか?
内田 メインスペースは、自分の好きなものを自由に並べていますね。サブスペースは中目黒のジャンテークと同じイメージで、割と年代が古くないメンズとレディースアイテム、額やボタン、小物、新品なども揃えています。
鈴木 今日はそのラインナップを見ながら、宮島さんに着こなしも教えてもらえればと!
宮島 頑張ります!
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