食の冒険へ。狙い目はアジアのレストラン

万博の楽しみのひとつが「食」ですが、ここにも行列の壁が立ちはだかります。特に海外パビリオンに併設された有名レストランは、ランチタイムには長い列ができます。コンビニでさえ、時間帯によっては驚くほど混雑しています。
ここでのキーワードは「食の多様性を受け入れる」こと。実は、マレーシア料理や韓国料理、中華料理といったアジア料理のレストランは、比較的スムーズに案内されることが多いのです。
大人気のスシローやくら寿司などは朝一で整理券も無くなり、ヨーロッパや中東のレストランには長蛇の列。
そんなときはアジア料理を提供しているレストランへ行ってみましょう。フードコートなどもありますので、思いがけない美味しい発見が、あなたの旅をさらに豊かなものにしてくれるでしょう。
知の宝庫「コモンズ」を巡る贅沢

一つの国が単独で出展するパビリオンとは別に、「コモンズ」と呼ばれる共同展示館があるのをご存知でしょうか。ここは、数十カ国が大きな一つの建物の中に、それぞれの小さなブースを構える、いわば文化の集合体です。このコモンズはA館からF館まで6施設あります。
一つひとつの展示は小規模ですが、一歩足を踏み入れるごとに次々と違う国の文化の扉が開く体験は、まるで世界を早足で旅しているかのよう。そして何より、コモンズは驚くほど空いていることが多いのです。並ぶストレスとは無縁のこの場所で、ぜひ時間を忘れてみてください。
ブースに立つスタッフにはその国から来日した人も多く、運が良ければガイドブックには載っていない貴重な話を日本語で聞けるかもしれません。知的好奇心を満たす、静かで贅沢な時間がここにあります。
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